プネー下町の紅茶葉専門卸売り店「Raj Trading Company」
Posted on 11 Feb 2020 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh
下町はウーバーもなかなか行ってくれないし、オートリクシャーで乗り付けるのも難儀で、特に雨季には足が遠のきがちですが、そもそもわたしのインド暮らしの原点でもあ、もうちょっと探索を強化したい気もしています。
かつて大昔にプネーにお住まいだった駐在員Kさんから教えていただいて以来、よく利用していた紅茶葉の卸売商が休業していたので、もうひとつの老舗専門卸売商を訪ねた。
Raj Trading Company
小さな店のカウンター越しに、紅茶葉の香りが優雅に漂い、ゴミゴミした下町の喧騒を一瞬、忘れさせてくれる。
チャーイ用ダスト茶葉以外の、ティーポットで淹れるような香りが命の茶葉は、日によって入手できる種類が異なるようで、この日はダージリンやニルギリ、アッサムなどはなく、オレンジペコしか買えなかった。
欲しいものがダスト茶葉だけなのであれば、最近はスーパーや商店に行けばどこでも手に入るし、お湯を注ぐだけで手軽に飲める「インスタント・チャーイ・ミックス」なるものも、ネスレなどの大手も参入して豊富に登場している。
しかも若者はスタバなどのコーヒー店でカプチーノとしゃれこむ人も増えている。
こうした点を背景として、時代の流れとともに、わざわざここに買いに来る人は、先週わたしたちが訪れた時に見たような、昔ながらの得意客のみになりつつあるかもしれない。
一時帰国の日程が決まるたびに、福岡の母からこうして下町の卸売商までわざわざ行って買わなければならない紅茶葉を毎回お土産として指定されるので、面倒くさいなと今まで思ってきたのだが、これからは考えを改めて、こちらになるべく足を運んで買いに来たい。
そんなことも気づかせてくれた母には、改めて感謝である。
店内の品ぞろえは、大手スパイス会社「Badshah」のダスト茶葉が圧倒気味。
「G Pay」も使えるよ。
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About the author
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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