サンテ(Sante) - Santè Spa Cuisine, Koregaon Park, Pune - Zomato
宗教上の理由で肉食を一切しない人々のために、ベジタリアン(菜食)料理の需要と供給が安定しているはずのインドだが、そういえばなぜかヴィーガン(Vegan)料理の店は、これまでなかなか見かけなかった。
ヴィーガンとは、卵や乳製品も一切摂らない食生活に従うベジタリアンで、ギーやチーズ、チャーイもたしなむヒンドゥー教やジャイナ教などのベジタリアンたちとはまた一線を画している。
しかし近年は、ヴィーガンやグルテンフリー、ローカーボなどの新しい需要に応える料理を出す店が、プネーにはちらほら登場している。
そのひとつが先日の朝食で訪れた、コーレーガーオン・パーク(Koregaon Park)はサウスメインロード(South Main Road)側からレーン1に入ってすぐ、オショー・メディテーション・センター(Osho Meditation Centre)敷地からもほど近い「サンテ(Sante)」だ。
この店を利用するのは、その日が初めてだったのだが、わたしは遠い記憶の中で、どこか別の場所で「Sante」という名の店を利用したことがあるような気がしている。
思い出したら追記したい。
朝晩の気温はまだまだひんやりとしているプネーなので、小鳥のさえずりを聞きながら庭でいただく朝食はすがすがしく、ひとときの贅沢気分に浸ることができる。
「サンテ」は敷地内に宿泊施設およびマッサージ施設もあるようで、その利用客でありオショーに通っていると見られる、えんじ色ローブに身を包んだ西洋人たちが朝食を食べていたほか、車で訪れたエレガントな雰囲気の若いインド人カップルもいらっしゃった。
天蓋にアクリル板が張ってあり、落ち葉の間から空が透けて見える、
優雅な屋外席。
卓上にはレッドソルト。
キヌアのウプマ(Upma)。
サツマイモのパンケーキ。
キヌアのパンケーキ。
味はマハーラーシュトラ州の鉄板料理、
「thalipeeth」のようだった。
パールスィー風の卵料理「Akuri」も。
もちろんヴィーガンではないよ。
どの料理も、とても優しい味。
この店のマウスフレッシュナーは、亜麻仁油の原料となる種子(flaxseeds)だった。
香ばしくて、ついたくさん食べたくなる。
うちにも買おう。
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