ウィーワーク・プネーの内覧会に参加、そこはフリーランスの夢が詰まった空間だった
Posted on 04 Sep 2019 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh
もちろん、わたし自身がまだ利用者になっていないため、この記事はウィーワークの宣伝等を目的とするものではありません。
大興奮で、何から書けばいいか、うずうずしている。
IT企業などが集中する職住一体型パークの「Magarpatta City(マガルパッタシティ)」をはじめ、ショッピングモールや高級マンション、高級住宅が近年どんどんできている東部のニュータウン、ハダプサル(Hadapsar)に今月3日、ついにプネー初の「WeWork(ウィーワーク)」が開業した。
シェアードオフィスのウィーワークがプネーに進出:インドでは24カ所目 - ASKSiddhi
たまたまシッダールタのコネでオープニング内覧会に参加する機会をいただいたので、アノーキー(Anokhi)のブロックプリント綿サリーをザラ(ZARA)のクロップドトップに合わせて巻き、気合十分で乗り込んだ。
ウィーワークが入居するパンチシル・フューチュラ(Panchishil Futura)は、プネーで1、2を争う規模のショッピングモール、シーズンズ(Season's)隣に建った真新しいビルだ。
つまり、ランチタイムや仕事の後に買い物や食事も済ませられる、プネーにしてはまたとない好立地となっている。
施設内は、まるでドラマのワンシーンに出てきそうなモダンな設備やインテリアを完備している。
ホテルのエントランスさながらのレセプション脇には、一介のフリーランサーなのに、まるで大企業に勤めているかのような錯覚を起こさせてくれるゲート。
※フォトギャラリー
WeWork Pune Inauguration on 3rd September 2019 - Google Photos
フリーランサーのほとんどが契約すると考えられる月額9,000ルピー(+18% GST)の「Hot Desk」には、共用スペース(現在は2フロア、今後5フロアに拡充予定)のほか、コピー機や電話ブース(集中ブースと呼んでもいいと思う)、授乳室、レクリエーションスペースなどの一部設備を自由に利用できるようになっている。
特筆すべきは、最小契約期間は1カ月、そして月単位で更新できること。
そして、契約期間中には、世界中の都市にあるウィーワーク施設を2回まで無料で、また3回以降はインド料金で格安に利用できることだろう。
なおムンバイーのように契約料金が若干割高な物件であれば、なんと1週間単位で契約できるようだ。
現在、おおよその契約者数は500人ほどと言う。
たまたま、実際にムンバイーのウィーワークを契約した経験があり、今回いち早くプネーのウィーワークを契約したと言う人(フリーランス写真家)に話を聞く機会があった。
その人によれば、ウィーワークが他のコワーキングスペースと大きく異なる点として、利用者同士の交流を図るイベントとしてのスポーツやワークショップなどのアクティビティが頻繁に開催されており、自宅オフィスやカフェなどで淡々と仕事をするのでは得られない人脈などのメリットを享受できるところにある。
施設は今こそピカピカの状態だが、3カ月後ぐらいにまた見学しに来てみてどうなってるのかな。
なお「Hot Desk」や専用デスクなどのフリーランサー向けプランは競争力のある料金と言えるが、企業向けオフィスになるとデスク1台あたり2万1,000ルピーとぐっと高額になる。
ただし通常のオフィス賃貸と異なり、平方フィートあたりの賃料ではなくデスク1台あたりということなので、場合によっては便利なのかもしれない。
それでも、既にある企業がウィーワーク物件の1フロアを丸ごと貸し切っているようだ。
最後に、基本賃料(WeWork Membership)に含まれるものをまとめておきたい。
☆保守や運営費用、設備投資額、アメニティーやレクリエーション施設
☆(Hot Desk契約の場合)毎月2回まで会議室および全世界のウィーワーク施設のHot Deskを無料で、3回目以降は特別料金で利用可能
☆500mbsの高速Wifi + イーサネット
☆24時間建物を利用可能(水道、電気、メンテナンス、ハウスキーピング込み)
☆冷暖房空調設備(月~金は8AM~8PM、土は10AM - 4 PM)
☆コーヒー、紅茶、フルーツウォーター、なんとビールも飲み放題
☆全世界のウィーワークコミュニティ(46万6,000人)とのネットワーキング可能
☆ウィーワークが主催するネットワーキングやコミュニティイベントへの招待
☆月にモノクロは120枚まで、カラーは20枚まで無料で印刷可能、シュレッダー完備
☆郵送・配送サービス
☆訪問者レセプションサービス
☆スタッフ常駐(月~金、9AM~6PM)
それぞれの写真に解説をつけたフォトギャラリーを用意したので、よろしかったらぜひ見て欲しい。
WeWork Pune Inauguration on 3rd September 2019 - Google Photos
またウィーワーク受付嬢が送ってくれた詳細カタログのリンクからも、物件内の写真ほか今後のプランを含む情報を参照できるので、上げておく。
WeWork Pune - Google Drive(PDF)
WW_Services_Inclusion - Google Drive(PDF)
先ほど言及した、ムンバイーのウィーワーク契約経験のある写真家氏によれば、「9,000ルピーを30日間で割ると1日300ルピー。スタバのコーヒー1杯分だよ。スタバは常に若者や大声の中年でごった返して、もはや集中して仕事できる場所じゃなくなってるし、作業中にトイレに行きたくなったり何か注文したくなったりして席を離れる場合、持ち物が心配。その点、これだけの設備が整ってて、コーヒーも無料で、安心して席を離れられるんだったら、ウィーワークの料金は全然高くなく、むしろ安い」。
イベント当日は外国人の姿もちらほら見かけ、中国の深圳出身という若者(ウィーワークの利用を真剣に検討中)とも話すことができた。
1カ月間、お試しで借りてみようかな。
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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