サリー変化巻き実践編:「The Sari Series」No. 2を巻いてみて学んだこと

 

Posted on 27 Mar 2019 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

目標は気に入った巻き方を5分で身に着けることができるようになることです。



届いたばかりのiTokri藍染めサリー(1,090ルピー)を用いて、気になっていた「The Sari Series」2番、アーンドラ・プラデーシュ州スタイルという巻き方を実践してみた。
読み方は「ボギーリー・ポシ・カットゥコダム(Boggili Posi Kattukodam)」で合っているだろうか。

まずはこの動画をじっくりと観ていただきたい。


説明:How to Drape a Sari - No. 2 Boggili Posi Kattukodam Drape, Andhra Pradesh

サリーの巻き方は、いくら説明を読んでも動画を観ても、実際に手を動かしてやってみなければピンとこないところが魅力でもある。
特にこのボギーリー・ポシ・カットゥコダム巻きは、実際には9ヤードの長いサリーを用いるようになっている。
そこを敢えて三分の二の長さの、6ヤード標準サリーを用いているので、多少の調整は必要だ。

最初に目を付けたのが、パッルーを反時計回りで身体に一周させて左肩から後ろに流すのでなく、そのまま時計回りに右肩へ持って来て前に流すことで長さを節約するというもの。
パッルーを確保したら動画の通りにプリーツを作っていく。

ここで重要な点が、できあがったプリーツの束を、標準的な巻き方(「The Sari Series」では「Nivi Drape」と呼ばれる)の時とは逆に、右側に倒してからウエスト前面に入れ込むことだ。
わたしはこの日の朝、誤って通常通り左側に倒して入れ込んでしまったので、最後にプリーツを引っ張り上げるところで右側が引きつられてしまい、後ろ姿が情けない状態になってしまった。
 


後からトイレで直してみたりしたけど崩れてしまったので、帰宅して改めて巻きなおした。
その時に感じたのが、上述の通り本来であれば9ヤードのサリーを用いるボギーリー・ポシ・カットゥコダム巻きを、6ヤードのサリーを使ってパッルーを右肩から流す着方にする場合、引っ張り上げて後ろにたくし込むプリーツは右側だけにして、左側はパッルーでカモフラージュする程度でもいいんじゃないのかな、ということだ。
 


この時、右側部分で作るふんわりしたポケット形状に似せて、左側部分もふんわり膨らませて左脇腹部分に布を入れるようにするとバランスが取れる。

なお、わたしがサリーの変化巻きで最も重視していることは、スッキリと着こなせる機能性だ。
白シャツを合わせるアイデアは、おしゃれサリーインスタグラマー、「@winnynarayan」さんを参考にした。



なお標準長さサリーでボギーリー・ポシ・カットゥコダム巻きを実践する際、潔くパッルーなしで着こなす方法もありなんだなということも、こちらの素敵なインスタグラマーから学んだ。
 


最後に、サリーを巻いている時のわたしにとっての一番の「萌え」ポイントは、自分にしか分からない、上から見た時の布の流れである。
 


素早く美しく巻けるようになるには練習あるのみだ。

さて今、最も気になっているのが、ドーティー式の巻き方を実践した時の、トイレ問題だ。


説明:How to Drape a Sari - No. 9 Kuchipudi 2 Drape, Andhra Pradesh

ジャンプスーツを想像すると分かりやすいだろうが、おそらくジャンプスーツよりもトイレ面での機能性は高いように思えてならず、ぜひ自分でやってみて体験してみたい。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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