チェンナイを含むタミル・ナードゥ州には現在、大型サイクロン「ガジャ（Gaja）」が迫っている。
インド気象局（Indian Meteorological Department：IMD）では沿岸部を中心に、サイクロンが最接近する14日から16日にかけ、降水量が大幅に増加する見込みであると伝えている。

What Tamil Nadu Can Expect as Cyclone Gaja Approaches - The Quint

風速毎時80～100キロの暴風が予想されるほか、タンジャーヴール（Thanjavur）、ティルヴァルール（Tiruvarur）、カライカール（Karaikaal）、キュッダロール（Cuddalore）、ヴィッルプラム（Villupuram）では非常に激しい雨が、ナガパッティナム（Nagapattinam）、プドゥッコタイ（Pudukkotai）、ラーマナタープラム（Ramanathapuram）、カーライカル（Kaaraikal）などの地域では海水面が最大1メートル上昇する恐れがある。

タミル・ナードゥ州都チェンナイではサイクロンの上陸は免れるものの、14日から断続的な降雨が予想されている。

他地域では、デルタベルトと南部内陸部で猛烈な降雨の恐れがある。

サイクロンの報に接する度、わたしの暮らすマハーラーシュトラ州周辺のように年1度しか雨季のない地域だけでなく、年2回の雨季がある南東部沿岸地域、そして世界最多雨地域とされる北東部など、広いインドは決して乾いた大地だけの国ではないことを実感している。

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