うつとわたし、そしてインド: 不安を書き出すこと

 

Posted on 25 May 2022 21:00 in うつとわたし、そしてインド by Yoko Deshmukh

何も見えない不安を力に変えられるか。



インドと深く関わるようになって、今年で早くも20年を迎える。
それは、インド移住の少し前に訪れた、うつとの戦いの歴史とほぼリンクしている。

このシリーズは、今まさに「顕在性うつ状態」で「全般的不安障害」という診断を受けて、微量ながら毎晩服用の薬を処方され心の病気と闘っているわたしが、不定期だが覚悟を持ってつづっている。
日によって気分の浮き沈みがあるため、つづれない日もあると思うし、その分量も変化するし時間軸も前後し、また、後日もろもろ加筆修正することも大いにあり得る。
いつも通りの「インドよもやま話」に戻る日もあると思うが、このシリーズは、いずれきちんとした形でまとめる予定である。

*****

うつであることを、割とオープンにするようになってから、さまざまな方に助言や情報をいただけるようになった。

Jさんから教えていただいた、糖質を制限する食生活については、完ぺきではないものの実践してみると、身体はもちろん、気持ちを軽くする効果があることを実感できているので、きちんと勉強してみたい。

また、Aさんが勧めてくれたヨガや瞑想については、ひとまず自分に対する(無価値である、劣っているという)負の感情が現れるたびに、「今この瞬間を楽しむこと」に集中してみている。

なかなかスムーズにはいかないが、やれることは、やってみる。

このほか、自己流ではあるが、不安を書き出すことは客観視しやすくするためにも、有効だ。

たとえば今、1年半にわたる長い一時帰国を終え、まもなくプネーに戻ろうとしている。
まだ航空券は手配していないのだが、再び訪れる大きな生活の変化を前に、不安感が日に日に強まっている。
けれど、この変化を経験しないと叶わない、自分に必要な、さまざまなこと、たとえばプネーの友人たちに会うこと、お世話になっている会社に通うこと、インドの空気を日々自分なりに感じること、などがある。
日本に長くいたことで、自分の居るべき場所がいっそうはっきりしてきたようにも思う。

大丈夫、勇気を出して、やってみよう。

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本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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