マクドナルド・インディアの新商品、「Korean Burger」を試してみた。

ちまたではまだまだ韓国ブームが続いており、Kポップソングからファッション、スキンケア、もちろんグルメに至るまで、韓国から渡来したブランドやコンセプトが「クール」だとして受け入れられているのを実感する。

個人的には女子の「行き過ぎた痩身願望」も急速に社会的な現象になりつつあるように見え、ひそかに心配している。
わたしが初めてインドの地に上陸した2001年ごろは、まだ「ふくよか」であることが「美」という概念が一般的だったから、それこそ隔世の感が著しい。
太り過ぎも、痩せ過ぎも、心身への影響が甚大である。
ちょうどよいところで手を打てないものであろうか。

話はそれたが、ついにファストフードの巨人までもが韓国人気の波に乗ろうと出したのが「Korean Burger」なる商品である。

はっきり言ってまったく期待せず、○バーガー（1つ199ルピー）を味わってみたところ、辛さ控え目で日本人ウケもしやすそうな、なかなかの味だったことを特筆しておきたい。

マクドナルド・インディアは、3月下旬から期間限定で「Your Favourites, But Make it Korean（お気に入りを、韓国風に）」というスローガンのもと、韓国のポップカルチャーやK-ドラマの影響を受けたキャンペーンを展開、韓国風メニューを提供している。
コチュジャンや特製の韓国風スパイスミックスを使用した韓国風アレンジとなっている。

ベジ
Korean McAloo Tikki Burger
Korean McSpicy Paneer Burger
Shake Shake Fries（韓国風スパイス付き）

ノンベジ
Korean Chicken Surprise
Korean McSpicy Chicken
Korean McEgg Burger
Shake Shake Chicken Wings（南インド限定）

飲み物
Korean Yuzu-Pop（柚子風味のドリンク、酷暑の今、ぴったりだよね！）​

ちなみに、韓流ドラマを彷彿とさせるテレビCMを通じて、若者を中心とした消費者にアピールしている。​

※韓流スター風男性モデルさんよ、
デリーとかの韓国人駐在員さんだろ。
 

まったくの余談だが、個人的な関心事として、インドに進出している韓国コスメブランドもまとめておく。

Innisfree（イニスフリー）
2013年にデリーに初の店舗をオープン。

The Face Shop（ザ・フェイスショップ）
2016年に進出、自然由来の成分を使用したスキンケア製品で人気。

Laneige（ラネージュ）
2018年に進出し、保湿力の高い製品で注目を集める。
2023年には女優Athiya Shettyをブランドアンバサダーに起用。 ​

COSRX（コスアールエックス）
Amazon、Nykaa、Limeseなどのオンラインプラットフォームで購入可能。 ​

Klairs（クレアス）
ビーガン対応で敏感肌にも優しい製品を提供。
LimeseやSkin Baeなどのオンラインショップで取り扱い。 ​

Tonymoly（トニーモリー）
2024年に参入、インド人インフルエンサーとのコラボ製品を展開。 ​

Mizon（ミゾン）
2024年12月にKatalysstとの提携によりインド市場に参入。 ​

Exocobio（エクソコビオ）
2025年1月にインド展開開始、エクソソーム技術を活用したプレミアムスキンケア製品を提供。

インド市場での韓国美容（K-Beauty）の成長
2025年までに市場規模が174億ドルに達すると予測され、急速に拡大している。
自然由来の成分や革新的な製品が、インドの消費者に支持されている。