国産自動車メーカー、タタ・モーターズ(Tata Motors)が1日、国内最安の電気自動車(EV)「e-Tigor」を発表した。
「Business Standard」電子版が伝えた。
Tata Motors e-Tigor makes a debut as the most affordable e-car
タタ・モーターズによれば今回のEV新モデルはオートマチック・トランスミッションを搭載、主に都市部の消費者をターゲットにしている。
価格はオプションによって119万9,000ルピー(円)から129万9,000ルピー(円)ほどとなり、現在インドで出回る電気SUVや電気乗用車の中で最安のEVとなる。
「e-Tigor」の1キロメートルあたり燃費(電気代)は従来のガソリンや軽油を動力とするモデルより6.5ルピーほど安く、すなわち4~5年で距離1万2,000キロメートルを走行した場合、節約額は最大7万8,000から8万ルピーほどになると主張している。
セダン型車種で3とおりのカラー展開、毎時26キロワットの液冷式IP 67定格のバッテリーパックを搭載し、インド自動車調査協会(Automotive Research Association of India、ARAI)では306 kmの拡張までを認定範囲としている。
同等のガソリン仕様「Tigor」トップエンドモデルのデリーにおける(ex-showroom、各種税を含む)価格は78万1,000ルピーで、登録、保険、道路税に別途10万ルピーほどかかることを考えると、EVモデルには道路税と登録が免除されていることから、価格差は縮小している。
「Mercedes EQC」、「Audi e-tron」、「MG ZVS」、「Hyundai Kona」など、プレミアムおよびスーパープレミアムセグメントの乗用車について、EVモデルの価格は、燃焼エンジン搭載モデルのほぼ2倍となっていることを踏まえた業界関係者の分析によると、タタ・モーターズは「求めやすいEVモデル市場」の種をまくことを目指すていると考えられる。
同じタタ・モーターズ製EV「e-Nexon」と「e-Tigor」で利益を食い合うのではないかという指摘について、同社情報筋は「価値創出を目指す事業において、利益にならないものはない」と語り、収益性の高い業種であることが確認できたとしている。
ただし「e-Tigor」の当初生産予定台数は不明である。
タタ・モーターズは、21年度第1四半期に「e-Nexon」で個人消費者向けEV市場に参入、同社によるとEVに対する考え方は過去1年間で急速に変化し、州政府主導のインセンティブによりさらに売り上げ台数は勢いを増している。
「e-Nexon」は「Nexon」ディーゼル車種と同じ台数、つまり月に1,800~2,000台を販売している
同社は現在のような世界的な半導体不足がなければ、「e-Nexon」をより多くの台数、生産・販売できていただろうと付け加えた。
e-Tigorは、EV市場での急速な成長を目指し、タタ・モーターズが2025年までに発売を計画している10モデルの1つで、「さまざまな価格帯で複数の製品を展開したい」と同社関係者は述べている。
本日最も読まれている記事
1 購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 Posted on 16 Sep 2019
2 備忘録:ASKSiddhi、ワクチン(コミナティ)接種1回目を体験の夜 Posted on 28 Aug 2021
3 日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる Posted on 18 Mar 2017
4 プネーの大学で学ぶアフガニスタン人留学生たちをNGO団体が保護 Posted on 27 Aug 2021
5 インド人の平均寿命と、女性の伸び率鈍化 Posted on 01 Oct 2019
-----
なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※8月11日付けのメール、件名「日本における新たな水際対策措置(インドからの入国者に対する指定施設での待機期間変更)」
●8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に入国する全ての方は,検疫所が確保する宿泊施設での待機期間がこれまでの10日間から6日間に変更となります。
1 8月11日,日本政府は,新たな水際対策措置として,8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に到着する全ての方に対し,検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での待機期間をこれまでの10日間から6日間にすると発表しました。8月13日(金)にインドを出発し,14日(土)に日本に到着する場合は,本件措置の対象となります。
また,入国日の翌日から起算して3日目,6日目に改めて検査を行い,いずれの検査においても陰性と判定された方については,検疫所が確保する宿泊施設を退所し,入国後14日間の残りの期間(8日間)をご自宅等で待機していただくことになります。
(例:土曜日に日本に到着された方は,日曜日が1日目,火曜日が3日目,金曜日が6日目となり,3日目,6日目に検査が行われます。これらの検査で陰性の場合は,6日目の金曜日に指定施設での待機が解除され,残りの8日間をご自宅等で待機していただくことになります。)
ご参考:全ての入国者に共通の措置(厚生労働省ホームページ:水際対策に係る新たな措置について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
2 今回の待機期間変更に伴い,空港からの移動手段,指定施設での待機後の待機場所,空港での海外在留邦人向けワクチン接種の予約を変更する必要がある方は,御注意ください。
なお,海外在留邦人向けワクチン接種の予約をしている方で,予約を変更またはキャンセルされる方は,予約日の前日まで以下の特設予約サイト上で変更またはキャンセルすることができます。体調不良等で接種当日にキャンセルされる場合は,コールセンターへ御連絡ください。
【特設予約サイトURL】
https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/
【海外在留邦人向けワクチン接種事業に関するお問い合わせ先(コールセンター)】
電話 ○日本国内からかける場合:03-6633-3237(有料)
○海外からかける場合:(+81)50-5806-2587(有料)
もしくはSkype上でmofa-vaccine-QA@asiahs.com(無料)
(日本語:月曜~日曜8時~20時(日本時間),英語:月曜~金曜9時~18時(日本時間))
メールアドレス:mofa-vaccine-QA@asiahs.com
【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==
本日の練習