TikTok使用禁止で急伸するインド製ソーシャルメディアアプリ

 

Posted on 03 Jul 2020 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

多言語アプリは気になります。



モーディー政権の掛け声ひとつで、中国製アプリ59個の使用が突如として禁止されてしまったインド。
そんな「Make in India」オジさんの思惑通り、行き場を失ったユーザーたちは国産アプリに続々と流れ込んでいる。

ShareChat, other homegrown apps log strong growth after ban on 59 apps

ユーザ数が急伸しているインド製のアプリは、ShareChat、Roposo、Chingariなど。

インド最大の多言語(15の地域言語)ソーシャルメディアプラットフォームとされている「ShareChat」は、政府の発表から2日間程度でダウンロード数は1,500万件に達し、現在のユーザーベースは1億5,000万人と、TikTokの2億人に迫る勢いだ。

TikTokと類似するショート動画アプリ「Chingari」は禁止以来、毎時ダウンロード数は30万件に達し、2日間で784万人の新規ユーザーを獲得した。
また、「TikTokセレブ」のPrem Vats氏(フォロワー数950万人)やNoor Afshan氏(同900万人)が転向したことから、もうひとつのショート動画アプリ「Roposo」もユーザー数が急伸しているようだ。

なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※7月2日付けのメール、件名「新型コロナウイルスに関する注意喚起(当館管轄各州のロックダウン措置の継続・緩和):在ムンバイ日本国総領事館」


●6月29日,インド政府は,ロックダウン措置の更なる緩和に伴う新たなガイドラインを発出しましたが,右は大使館より先に発出された領事メールのとおりです。それを受け,当館管轄内のマハーラーシュトラ州政府及びグジャラート州政府は、それぞれの州のガイドラインを発表しました。インド政府、マハーラーシュトラ州政府、グジャラート州政府による新たなガイドラインは,本文2(1)のリンクのとおりです。なお,マディヤ・プラデシュ州政府のガイドラインはインド政府のものと同じ内容です。
●各州・各自治体で規制が異なっていますので,ご注意ください。また,かかる規制も日々更新されますので,在留邦人及びインド滞在中の皆様におかれましては,今後も各州政府・各自治体が発表する最新情報の入手に努めていただき,十分注意して行動してください。
●マハーラーシュトラ州及びグジャラート州は,インド国内でもコロナ感染者数と死亡者数が最も多い州で,感染者数及び死亡者数とも増え続けています。ロックダウンの解除に伴い,人々の移動がより自由になっており,コロナ感染予防措置を今まで以上に十分にして行動してください。
●インド政府は外国人の入国制限の緩和に関するガイドラインを発表していますが,日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。

在留邦人及び短期渡航者の皆様へ

1 6月29日,インド政府は,ロックダウン措置の更なる緩和に伴う新たなガイドラインを発出しましたが,その内容は大使館より先に発出された領事メールのとおりですので,御参照ください。それを受け,当館管轄内のマハーラーシュトラ州政府及びグジャラート州政府は、それぞれの州のガイドラインを発表しましたので,詳細は以下2(1)のリンクを参照してください。なお,封鎖ゾーン(Containment Zone)に関しては,インド保健省の通知に基づき各自治体が決定することとなっています。

2 インド政府、マハーラーシュトラ州政府、グジャラート州政府による新たなガイドライン(英文)は,以下(1)のとおりです。インド政府の新しいガイドラインでは、夜間外出禁止令が午後10時から翌午前5時まで(以前は午後9時から翌午前5時まで)の間に変更になっています。
マハーラーシュトラ州政府の新しいガイドラインの主要点は,以下(2)のとおりです。
また,特別に許可された場合を除き,国際旅客航空便の運航は引き続き停止されています。
(1)新たなガイドライン
○インド政府による新たなガイドライン(英文)
https://www.mumbai.in.emb-japan.go.jp/files/100070195.pdf
○マハーラーシュトラ州政府による新たなガイドライン(英文)
https://www.mumbai.in.emb-japan.go.jp/files/100070196.pdf
〇グジャラート州政府による新たなガイドライン(英文)
https://www.mumbai.in.emb-japan.go.jp/files/100070185.pdf
○マディヤ・プラデシュ州政府(インド政府のガイドラインと同一)
○ゴア州政府及びチャッティースガル州政府は,これまでもインド政府のガイドラインを受けたガイドラインを発出していません。
(2)マハーラーシュトラ州政府の新たなガイドラインの主要点
○オフィスの勤務体制について,ワークフォースの10%はそのまま継続されています。
○ロックダウン期間中、買い物や屋外運動等の必要不可欠な活動は、居住地付近に制限され、マスク、ソーシャルディスタンス、消毒措置などの必要な予防手段をとった上で行う。
なお、ムンバイ警察の新しい規制では、居住地より2キロメートル以内のみ移動が可能であり、居住地より2キロメートル以上の移動については、通勤もしくは医療機関受診等緊急時のみ可能としています。出勤や買い物等で外出される方は、居住地・会社等の住所が分かる身分確認証を携帯するようにしてください。今後も引き続き、不必要な外出は控えるよう願います。
○ムンバイ都市圏、プネ都市圏、ソラプール、オーランガーバード、マレガオン、ナーシク、ドゥーレ、ジャルガオン、アコラ、アムラバティ、ナーグプルにおいては、以下のとおり活動が許可される。
・必要不可欠なサービスを提供する商店以外(市場、モールを除く)は,午前9時から午後5時まで営業可
・ムンバイ都市圏内での人の移動は、生活上必要不可欠な活動及び営業活動の場合のみ可。買い物については居住地付近の市場又は商店等に限定。生活上必要不可欠な活動以外に関連する長距離移動は不可。
(3)グジャラート州政府の新たなガイドラインの変更点
○夜間外出の禁止が午後10時から翌午前5時(従来は午後9時から翌午前5時),レストラン営業が午後9時まで(同午後7時),商店営業が午後8時まで(同午後7時)となっている以外は,規制内容は従来と同じ。
(4)マディヤ・プラデシュ州政府はインド政府の新たなガイドラインと同一内容。

3 マハーラーシュトラ州及びグジャラート州は,インド国内でもコロナ感染者数が最も多い州で,インド政府によると,7月2日現在のインド国内感染者の合計は605,775例(死亡17,855例),マハーラーシュトラ州内感染者の合計は180,298例(全国に占める割合は約30%,死亡8,053例,同約45%)グジャラート州内感染者の合計は33,318例(全国に占める割合は約6%,死亡1,869例,同約10%)で,感染者数及び死亡者数とも引き続き増え続けています。ロックダウンの緩和に伴い,人々の移動がより自由になるため,ムンバイ市においては,居住地の2キロメートル以内の移動に関する新しい規制がありますが,コロナ感染予防措置を今まで以上に十分にして行動してください。

4 インド政府は,外国人の入国制限の緩和に関するガイドラインを発表していますが,日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。緊急にインドへの渡航を検討されている邦人の皆様におかれては,その必要性や時期について慎重にご検討ください。

5 在留邦人,インドご滞在中の皆様におかれては,以下の点にもご注意の上,最新情報の入手に努めてください。今般の新型コロナウイルス拡大に伴うインド政府のロックダウン措置により邦人の皆様の中で困っていることや悩んでいることがあれば,本メール末尾の当館問い合わせ先にご連絡ください。
(1)中央政府及び地方政府が感染予防のための措置を継続しており,制度が突然変更される可能性もありますので,十分注意して行動してください。
(2)在インド日本国大使館では在留邦人の皆様からの保健相談を受け付けるための窓口を設置しています。
jpemb-hokensoudan@nd.mofa.go.jp
(3)ご自身や周囲の人の感染予防のため以下の点にご注意下さい。
・密閉空間,密集場所,密接場面の3密状態を避けるとともに,周囲の人との距離を確保する。
・アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目,鼻,口などに触れる前に手洗いをする。
・咳やくしゃみがあるときはマスクを着用して鼻と口を覆う。マスクがない場合は,咳やくしゃみのときに口と鼻をティッシュなどで覆い,手洗いを行う。

(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ===


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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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