現時点で感染者ゼロのゴアでも外出自粛「Janata Curfew」延長

 

Posted on 23 Mar 2020 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

インドのような国では、ひとたび感染者が出たら山火事のように広がっていくので、それを予め回避するためにも先手の策が展開されています。



現時点で新型コロナウイルスの感染者の報告がまだゼロ件のゴア州では、22日に全国規模で実施された「国民による自主的な外出規制(Janata Curfew)」を23日より3日間、継続すると発表した。

"God Resides In Us": Goa Police's Appeal Amid Coronavirus Lockdown

その発表のなかでゴア警察は、「神は至るところにおられ、そして私たち一人一人の内にある(God is everywhere and also resides in us.)」というメッセージを発信し、土地柄をにじませている。

発表は、ポルトガル領だった影響でキリスト教徒の多い土地柄ながら、教会だけでなく、多くのヒンドゥー寺院やモスク、スィーク寺院グルドワラがあるゴアでの感染とその拡大を未然に防ぐためにも、こうした場所に祈祷のために集まることを予め自粛するよう求めるものだ。

これからはゴアの人々も我々と運命をともにし、自宅でストリーミング視聴三昧だろうか。
視聴と言えば「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」ではなるべく悪口は書きたくないのだが、昨日はネットフリックス(Netflix)で大好きな俳優ナワーズッディーン・シッディーキー(Nawazuddin Siddiqui)さんが主演しているというだけの理由で、こちらの2019年作品を観たところ、稀に見る駄作に時間泥棒されて呆然としている。

Motichoor Chaknachoor - Wikipedia

正確に言えば、失望したのは物語の設定が田舎(マッディヤ・プラデーシュ州ボーパール)だからとはいえ、女性に対する旧来の悪しき価値観そのままを押し付け、垂れ流しもいいところの、その救いようのないストーリーであって、シッディーキーさんはもちろん、相手役の超絶美人女優アティヤー・シェッティー(Athiya Shetty)さんをはじめとする、豪華俳優陣の演技「だけ」は堪能した。
そして、こんな取り付く島もないような貧弱プロットでも、一流の仕事をする俳優さんたちを尊敬し、プロから学ぶところもあった。

個人的には、「Sacred Games 1」でハマったシッディーキーさんのチャッパル(草履)しばきシーンに思いがけなく再会できたことは収穫だった。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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