バンガロールの「エンパイア・レストラン(Empire Restaurant)」をご存知だろうか。
Empire Restaurant, Church Street, Bangalore - Zomato
新市街マハートマー・ガーンディー(MG)ロードと並走し、パブや今どきの店、そしてわれらがインディアン・コーヒー・ハウス(Indian Coffee House)などの老舗も立ち並ぶ路地裏、チャーチ・ストリート(Church Street)の入り口に建つ、ノンベジレストランだ。

明るい照明が照らす店内はそれほど広くないが、隅々までピカピカの清潔で、それを増幅する全面鏡の相乗効果によって、とても広々として見える。

前回シッダールタがバンガロールを訪問した際に偶然ディスカバーしたというこの店。
店の入り口脇にはシャワルマ用の焼き肉が回転し、周囲に香ばしい匂いを振りまきながらウェルカムしてくれる。

プネーではまずありつけない「チキンキーマ・ドーサ」や、かぐわしい骨付きチキンカレーのついた「エッグ・ドーサ」などノンベジ系ドーサと、フィッシュ・ビルヤーニーの「ハーフサイズ」を注文、がっつり肉や魚のタンパク質を補給した。
うちドーサは、いずれも2枚ずつ載ってきてボリューム満点だ。
ちなみにお一人様用に「クオーターサイズ」なるものも展開しているところは、時代の流れだろうか。

チキンキーマ・ドーサは、ココナッツミルクで調理したマイルドな辛さのキーマが、2枚のドーサの間に挟まれてやってきた(冒頭写真)。
エッグ・ドーサはぽってり厚めのドーサが2枚どんと載ったお皿に、やはり新鮮なココナッツミルクを感じさせる2椀のチキンカレーが付いてきた。

いずれのチキン料理もドーサにとても合い、なぜこうした組み合わせがプネーにはどこを探してもないのだろうと惜しまれる。
フィッシュ・ビルヤーニーは、骨が多めの白身魚を小粒の〇米で炊き込んであり、生臭さはまったくない。

わたしたちが早めの夕食を取っている間、客がひっきりなしに入ってくるし、フード宅配代行サービス「Swiggy」の配達人も頻繁に出入りしていた。
3人で満腹になって会計は700ルピー足らずというリーズナブルさ。
ドーサが発酵食品だからか、胃もたれはまったくなく、デザートもいけちゃいそうな勢いだったわが食欲が恐ろしい(さすがに遠慮したが)。
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