インド政府「アユーシュ省」が、官公庁等でのヨガ休憩導入を義務付けか

 

Posted on 16 Jan 2020 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

インドに住んでいるくせにヨガをまったく実践していないわたしに、ヨガを語る資格はありません。



昨年2月ごろにバンコクの「プルンチット・ハタサート」という、激痛で知られる若石法足裏マッサージを受けて心身ともに元気になったことをきっかけに、以来わたしにとって自宅での足裏マッサージが欠かせない日課となっている。

具体的な方法としては、若石法を日本に広めた第一人者とされる「官有謀(かん・ゆうぼう)」先生のご著書「足の汚れ(沈澱物)が万病の原因だった―足心道秘術」を参考に、以下のセットを実行している。

1. 官先生オリジナルのちょっとお高いが激痛との誉れ高い足踏みマット(Amazon)の上で7分足踏みする。
2. 左脚の爪先からふくらはぎ、太ももにかけて、Mattyさん考案のマッサージこぶし(Amazon)を用いてグリグリ7分揉む。
3. 同様に右脚を7分揉む。
4. 「1.」を始める前に淹れておいて温度が適温(40度くらい)まで下がっているはずのトゥルシー茶(Organic India)を400~500ミリリットルほど飲む。

上記の足裏マッサージに加えて毎日の散歩、(プネー滞在時は朝晩各30分ずつ、福岡滞在時は朝1時間、旅行先でも公園等を見つけて朝1時間)を欠かさない。
まだ始めてから1年に満たないこともあり、これといって劇的に何かがよくなったとかいうことは経験していないが、身体が以前よりも軽くなり、疲れにくくなったことは明確に実感しており、わたしが目指していた効果は十分に得られている。

ところで、もうひとつの大きな悩みである肩こりは、今年に入って帰省時にたまたま観ていたNHK総合の番組で紹介されていた体操を取り入れてみたところ、だいぶ改善されてきた。

30秒でできる!ファシアゆるゆる体操 _ 美と若さの新常識~カラダのヒミツ~|NHKブログ

何事も継続していくことで、いつの間にか状況を変える力を手に入れられることがある、と体感できたことも、わたしにとっては収穫となった。

なおインド政府は、主に政府機関などで1日中デスクワークに勤しむホワイトカラーを中心に、勤務時間中に5分程度の軽いヨガを実践する「ヨガ休憩」を取ることを勧めるプログラムを展開するかもしれない。

Government institutions, corporate bodies may introduce yoga breaks

なんと中央省庁には「Morarji Desai National Institute of Yoga」が主導し国家レベルでヨガを推進する「アユーシュ(AYUSH)」省なるもの(参考リンク)があり、今回の「ヨガ休憩(Yoga Breaks)」も同省傘下で展開する。

これに呼応して、「Tata Chemicals」、「Axis Bank」、「Ernst & Young Global Consulting Services」などの民間企業も自主的にヨガ休憩を取り入れると宣言している。

なお「AYUSH」省では、政府機関や官公庁などで、職員に1日30分のヨガ休暇を取ることを「義務付け」しており、それはそれでウザくはないだろうか。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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