今年創業100周年を迎えたベンガルールのマイソール・パク専門店

 

Posted on 21 Jul 2019 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

写真は以前ベンガルールを訪れた時に買って帰ったマイソール・パクで、口の中でほろほろと崩れ、芳醇な焦がしギーの香りがふんわり広がる絶品でした。



ベンガルールを訪れる機会が近々あるかもしれないので、その時にはぜひこのお店に行ってみたい。
わたしを含めて誰もが大好きな名物お菓子、マイソール・パク(Mysore Pak)を作り続けて100年以上の老舗菓子店がある。

This sweet stall in Bengaluru has been selling Mysore Pak for over 100 years

そのお店の名前は、どうやら下町(Chickpete)のど真ん中にあるらしい「Sri Venkateshwara Sweetmeat Stall(シュリー・ヴェンカテシュワラ・スウィートミート・ストール)https://venkateshwarasweets.com/」(「Sweet'meat'」はスペルミスではない模様)。



 

創業から今年で100年を迎えるこの店では、近年エアコンも導入された店内で快適にスイーツやチャート(軽食)を楽しむことができるようになっている。
経営者も3代目が兄弟で切り盛りする中、マイソール・パクは往時と変わらない味を守り続けていると胸を張る。
主原料のグラム豆は毎日、店で挽いているこだわりぶりだ。
 
創業者は現経営者の祖父にあたる、ヴェンカタチャラパティー・セッティ(VA Venkatachalapathy Setty)さん。
当初はカルナータカ州チッカバッラープラ(Chikkaballapura)という町にマイソール・パクだけを売る店を出していたが、1954年からベンガルールに移転した。
2代目になってからは、祝祭菓子のダムロート(Dumrot、冬瓜を使うカンナダ伝統菓子)や、バダム・ハルワ(アーモンドとクリームを使うお菓子)コブリ・ミタイ(ココナッツの成形菓子)など商品のバラエティーを次第に広げている。

この店のマイソール・パクは、口に入れた瞬間溶けてしまう繊細な味で、何世代にもわたって受け継がれてきた伝統の製法に、少しずつ改良を加えながら作っている。

常連さんの中には、60年通っている人もいるようだ。
 
最近新たに追加された商品という、ドライフルーツとチョコレートの「Oleamor」、「caramel dry fruit gujjia」、「kaju coffee crunch(カシューナッツとコーヒーのクランチ?)」、「アイスクリーム・バルフィー」、「刻んだホワイトチョコレートをトッピングしたアーム・パパド(マンゴー・パパド)」も、どれも味の想像がつきそうでつかず不思議で、試してみたい。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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