蒸し暑いムンバイーで7月としては最高気温を記録、モンスーンの降雨は週末過ぎに復活か

 

Posted on 20 Jul 2019 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

帰ってみると、プネーが冷夏気味の九州とあまり変わらない蒸し暑さで驚いています。写真は散歩中に遭遇した倒木です。



プネーに帰ってきたが、以来2日間、朝夕に少しの降雨に見舞われる曇りがちの空で、気温はそれほど高くないがとにかく蒸す。
仕事をしているだけでも頭痛がしてくるほどだ。
昨日は夕方に雷雨があり、今朝、近所を散歩してみたら、至る所で街路樹が倒木していて電線を巻き込んだりしており、危険な場所もあった。
どうやらムンバイーでは、7月としては1960年以来最も気温が高い36.2度を記録したようだ。

Mumbai records hottest ever July since 1960, light showers over weekend: IMD

現在、マハーラーシュトラ州西部では小康状態の雨だが、7月23日ごろからまた降雨が戻る予報となっている。

Monsoon covers entire country four days late, to make comeback by July 25

ヒマラヤ山脈の麓にあたる、アッサム州をはじめとする北東部は豪雨による水害も発生している。
インド気象庁(Indian Meteorological Department)では、19日に国土のほぼ全域が南西モンスーン(Southwest Monsoon)に入ったと伝え、これは例年より4日ほど遅い。

先週にかけて、北東部には災害級の降雨が続いており、洪水などが発生している一方で、中央部ではほとんど雨が降っていないため、7月19日現在、インド全体の降雨量を平均すると例年の18%に止まっている。
気象庁では、モンスーン入りの遅れは今月はじめにアラビア海沿岸地域を北上したサイクロン・ヴァユ(Cyclone Vayu)や、エル・ニーニョ現象の影響によるものが少なからずあると指摘している。
一方、雨の続くケーララ、カルナータカ、アーンドラ・プラデーシュ、マハーラーシュトラ、マッディヤ・プラデーシュといった州では、カリーフ(kharif)と呼ばれる、夏撒き秋刈りの作物の収穫に影響が出そうだ。

なお、気象庁では今月25日ごろからケーララ州周辺ではレッドアラート(災害)級の降雨が戻ると予報しており、住民らに注意を呼び掛けている。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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