バーン・ペーとサメット島の往復はスピードフェリーが一番【タイ旅行】

 

Posted on 13 Feb 2019 21:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh

写真の「スピードフェリー」を目指してください。旅の達人なら心得ていることなのかもしれないんだけど、備忘録として記しておきます。



帰りのチケットを失くしてしまったので、マリンブルーの海を恨めし気に見やりつつ午前9時半ごろに早々と宿をチェックアウトし、タクシー(と言ってもプライベートソンテオ)を呼んでもらって急ぎ埠頭に赴いたところ、10時15分の「スピードフェリー」がまもなく出発するとのこと。
運賃は1名150バーツだったので、サイ・ケーオ・ビーチの観光は次回に見送ることにして、急ぎ乗船する。
フェリーはスピードとそうでないものを含めて、およそ30分から1時間おきぐらいには運航していそうだ。



 

さて、スピードフェリーは小型ながら安定しており、揺れも少なくとても快適で驚いた。
時間帯が早かったせいか、乗船客の数もまばらで、上階デッキで大海原と徐々に近づいてくるタイ本土を眺めながら、涼しい海風に吹かれる、優雅な航海を楽しんだ。
しかも速さも行きのスピードボート並みで、10時半過ぎにはバーン・ペーに到着(あまりにも早くて名残惜しかったほど)、かつ船から桟橋へは、階段やタラップもちゃんとつけてくれ、安心して乗降できた。

昨日からのまとめとして、サメット島への交通(ビッグボート、スピードフェリー、スピードボートなど)を現地(本土側バーン・ペーや島側ナダン)で調達しようとすると、混雑具合によって運賃がかなり上下するのではないかということ。

そして、島への往来は高額かつ乗船体験が微妙なスピードボートではなく、特にご家族連れで小さなお子様やお年寄りが一緒だったり、大きな荷物があったりする方には、本日利用したスピードフェリーと、島内移動はソンテオタクシーを強くお勧めしたい。
数あるビーチには、陸から至る方が断然簡単だ。



 

スピードフェリーがバーン・ペーに到着すると、今度はバンコク行きのバス乗り場に向かって10分ほど歩く。
バンコクまでのバスは11時10分発、151バーツだったが、このバスがまた瀕死のオンボロで、スピードがまったく出ず、最終的には冷房まで止まってしまった。
炎天下の車内は排気ガス臭と熱気でむせ返り苦しく、一瞬脳内に「タイのバンコク近郊で乗り合いバスが故障し立ち往生、日本人を含む複数の観光客が熱射病で病院に搬送」などという新聞の見出しが躍るほど。
結局、バンコク入り直前で乗客全員が別のバスに乗り換える羽目になった。

乗り合いバスは座席を詰めるだけ詰めた、航空機のエコノミークラス並みの極めて狭いフットスペースだったのも意外と難儀した。
慣れない観光客による都市間移動バスの乗車体験は、マレーシアに大きく軍配が上がる。

バンコクに到着したのは午後3時を回っており、サメット島を出てから1日がかりの長い旅となってしまった。
眠らない街バンコクでは、夜が長く感じる。



一般の看板には「スピードフェリー(Speed Ferry)」の記載がないものが多く、
指定して乗船できるものなのか謎である。

 


無事に帰れたのも、島の女神様(?)のご加護あってか。
 

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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