カルヤーニー・ナガルの新店、ココナッツの風味効いたマラバール料理の「Kerala Cafe」
Posted on 31 Jan 2019 21:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh
この日は、「わたしVS苦手なココナッツオイル」となってしまいました。
昨年11月はじめに、自宅から徒歩圏内にオープンした新店、「Kerala Cafe」。
もともと西部バーネル・ロード(Baner Road)にあった人気店の2号店だ。
日本からプネーに戻って来たので、さっそく訪問してみた。
Kerala Cafe - Zomato
店内は、過去この場所で営業してきた数々のレストラン(いずれも北インド料理店)の建物をそのまま流用した、半屋外の造りで、特にこの季節は夜、ひんやりとした外の空気が心地よい。
この日注文したものと、その感想は次の通りだ。
Chicken Appam Thali(Rs. 395)- 冒頭写真
シーフードがそれほど得意でないシッダールタ用で、汁物1品(この日は骨付きチキンの煮込み)、Chicken Chettinadu、チャトゥニ2品、デザート(セモリナ入りの、なぜかマハーラーシュトリアン仕様の濃厚キール)に、お代わり自由の焼き立てアッパム(Appam)が来る。
「Chicken Chettinadu」は鶏肉が柔らかく、程よいスパイスでとてもおいしかった。
少しずつ色々な味が楽しめる上、大盛りというほどの量ではなかったので、何を頼めばよいか分からなかったら「Thali」がおすすめだ。
Squid Pan Fry(Rs. 325)- 上の写真中央
カリパッタ(カレーリーフ)をふんだんに使ったマラバール独特のイカ炒め。辛味と酸味がバランスよかった。ただし付け合わせの玉ねぎサラダにココナッツオイルが絡めてあり、これはかなり苦手だった。
Prawns Kerala Curry(Rs. 450)- 上の写真左
エビを使ったマラバール風カレー。やはりココナッツオイルをベースとしているようで、味は悪くないと思うのだが、残念ながらわたしの口には合わなかった。
Red Rice(Rs. 90)
楽しみにしていたマッタ米。しかし炊き(茹で)具合がマズいのか、味も素っ気もない水っぽいライスでがっかりした。ケーララ州では米は炊くのではなく茹でると聞いたが、ライスの風味を引き出すような茹で方はないのかな。
Iddiyappam(Rs. 80 - 2枚)
コメをベースにした生地をヌードル状に成型した、パンとも麺ともライスとも言えない不思議な炭水化物。ただし、ココナッツがガッツリとまぶしてあり、前述の玉ねぎの段階で自分の中でのココナッツオイル苦手感をマックスまで再認識してしまった後だけに、見ただけで無理。同席の家族たちに食べてもらった。概ね好評であった。しかも動揺していたのか肝心の写真を忘れた。
Jaggery Coconut Custard(Rs. 125)- 上の写真右
これはおいしい。トッピングにココナッツがあしらってあったが、それをよけて食べてみると、ジャグリー(糖蜜)のジャリジャリとした舌触りが、ほどよく冷やし固められたプディングの風味にマッチしていておいしかった。
以上である。
ケーララ料理大好きなのに、ココナッツオイルが超苦手なわたし。
この日はそのことをすっかり忘れてオーバーエキサイトし、自分の判断でいろいろと注文してしまったため、「絶品」と言える料理には出会えなかった。
次回訪問時は、無難にターリーあたりにしておこうかな。
なお、ランチのみ全品お代わりし放題の「Meals」が食べられる。
シーフードが「Fish」ならRs. 290と比較的リーズナブル。
本日よく読まれている記事
1 ポルトガル鉄道のインターネット事前切符予約 26 Oct 2016
2 ネパールでインド紙幣の流通と使用、保有が全面禁止に 23 Jan 2019
3 プラスチック禁止のマハーラーシュトラ州で、再生プラスチックを使った壮大な道路建設計画が始動 08 May 2018
4 最近食べた、プネー自宅の献立9選 24 Jan 2019
5 ついにコワーキングスペースを探す旅へ、その前に 27 Jan 2019
About the author
|
|
Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
|
User Comments