今年はじめにふとしたきっかけでオンライン(サリーやドゥパタ含む)布販売サイト「iTokri」を見てしまってから、プネーに帰ることを心待ちにしていた。
かわいいサリーがよりどりみどり、日本円でも安いショッピングサイトに釘付け - 04 Jan 2019
気になるサリーはとってもたくさんあるのだが、安価でありながら肌触りのよいコットンにこだわり、まずはパッル(肩に流す部分)のデザインが一番気に入っていた綿100%の「Sanganeri Blockprint」を注文してみた。
Buy Sanganeri Block Prints Sarees of Rajasthan l iTokri.com - 2ページ目
※わたしが購入したものは最後の1点だったのか、もう表示されていないが、1,485ルピー商品の青地のもの
画像はiTokriの購入履歴より
すると商品は、注文した日(夕方)翌々日の夕方にはプネーの自宅に届き、まずそのスピード感に仰天した。
配達してくれたのが、ノリのよさそうなムスリム青年だったのも好感度が高い。
さて、小包を開くと、古新聞を固めて作った簡易ボックスの中から、ビニールケースに包まれたサリーが出てきた。
はやる気持ちを抑えて商品を広げてみる。
極薄で軽量なコットン製の、真っ青なサリーは、まさにわたしが求めていた、田舎のおばあちゃんがクタクタになるまで何度も洗濯して愛用し、着古したら赤ん坊の布オムツとして再利用できそうな、優しい肌触りだった。
さっそく、サリーを試し巻きしてみる。
この日は下に若干フレアなスカートも履いていたので少しもたついて見えるが、長さが6メートルあるため腰で結んでから2回巻きしても、きれいなプリーツを作れそう。
※ちなみにペチコートを使わない着崩れにくい方法で着ている。参考資料なども含めた詳細を記した記事はこちら → サリーの巻き方はひとつじゃない、もっとサリーを楽しもう
なお、サリーの端には共布(ただし柄が反転したような心憎いコーディネート)のブラウス(チョリ)用ピース(端切れ)もついている(=商品はトータル6.25メートル)。
普段はTシャツやタンクトップ、ユニクロやGUなどのブラトップと合わせる予定だが、せっかくなので縫ってもらおう。
どんなデザインにしようか、インスタグラムの @chitrini さんや @nikaytaa さんの投稿を参考にしながら考えようと、ワクワクしている。
ただし、サリーからはかなり強烈な染料臭がしたので、使う前に酢を入れた水に一晩漬けて絞り、完全に乾かす色止めをしておいたほうがよさそうだ。
上段では、パッル部分と全体部分の模様が分かりやすいように拡大してみた。
パッルはブーゲンビリア、全体はアンジャリさんがいつかどこかで教えてくださった、
ザクロの花の模様かな。うれしい。
薄さを表現したくて、畳んでみた。
かなり小さくなるのがお分かりになるだろう。
旅行にサリー1枚とTシャツ数枚さえあれば、
荷物の軽量化とごきげんな旅が手に入りそう。
なお冬の日本でも長袖の綿や麻のワンピースの上から、綿のサリーを巻いていた。
実に暖かくて快適だった。
初回特典として付いてきた、サリーに合わせた可憐なピアスと、
サリーの入っていたボックス。
ボックスは、そのまま何枚かのサリーを収納するのに使えそう。
可愛らしく心のこもった手書きのお手紙まで同封されていてうれしい。
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