外国人旅行者が訪れやすいマハーラーシュトラ州を目指して:ムンバイー警察署長

 

Posted on 16 Dec 2018 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

写真はデリーのインディラ・ガーンディー国際空港の国内線ロビーです。



スボード・クマール・ジャイスワル(Subodh Kumar Jaiswal)ムンバイー警察署長は14日、観光業界関係者に向けたメッセージを発信した。
その中で、目立ってしまいがちな外国人旅行者に対する特別なセキュリティ要件の可能性について言及した。
「The Hindu」電子版が伝えている。

Westerners are not fair game: Mumbai Commissioner of Police - The Hindu

14日、ムンバイーにあるインド商工会議所(Indian Merchants’ Chamber)が、警察官僚、マハーラーシュトラ州観光省(Ministry of Tourism, Maharashtra)、西インド・ホテル・レストラン協会(Hotel and Restaurant Association, Western India)、旅行会社などの代表者がそれぞれ出席したパネルディスカッション、「観光 - 安全と安心(Tourism — Safety and Security Conclave)」を開催した。

その中でジャイスワル氏は、外国人旅行者を標的にした犯罪が1件でも発生すると、ただちにその地域全体の観光地への深刻な影響に繋がると指摘、ガイドや旅行会社、ホテル経営者などの旅行業界全体が連携し、旅行者の安全や安心を確保する責任を自覚すべきであると述べた。

インドを訪れる外国人観光客は、路上犯罪に巻き込まれ件数よりも、法外な料金を吹っ掛けられることによる金銭被害件数の方が多いとジャイスワル氏は挙げた上で、暴行や盗難、強盗などの事件が発生することによる、地域観光業への影響は計り知れないとした上で、フリーメディア国家としては、外国人に対する犯罪行為という恥部を、きちんと報じ、国民に周知しなければならないと訴えた。

その上で、およそ5万3,000人の警察官を配備して外国人旅行者が犯罪に巻き込まれないように取り締まるほか、観光業界全体での意識改革を呼び掛けている。

空港などで不正な客引き行為などの被害に遭遇しそうになったら、「100」に通報するか、ムンバイー警察のツイッター「@MumbaiPolice」に報告することができる。

なお同州観光省では、ウッタル・プラデーシュ州での例を参照し、退職した警察官を観光警察官に任命することを提案している。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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