しばらく福岡を離れる前に、お礼とお詫びと
Posted on 09 Jul 2018 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh
次に帰ってくる時まで、実家の老犬が健在でありますように。
※ほぼ生まれて初めて訪れて、そして東京よりずっと大好きになった大阪の街。
およそ3ヶ月にわたる今回の日本滞在が、まもなく幕を閉じる。
福岡滞在は本日まで、シッダールタの在留ビザ更新もぎりぎり間に合い、福岡入国管理局で新しい在留カードをもらってきた。
ちなみに入管の勧めで同時に申請していた永住権許可については、大阪でお目にかかったアメリカ人Nさんがおっしゃっていた通り、審査に長くて半年かかるそうなので、インドの電話番号も託して何かあれば連絡をくださるようにお願いした。
明日10日は東京に移動し、13日昼の成田空港発ANA便でプネーに帰る。
この3ヶ月、とても様々な機会に恵まれたこともあり、非常にあっという間だった。
もともと帰国時期を4月中旬と早めたのは、Aさんがお誘いくださり「ナマステ福岡」のボランティアとしてお手伝いさせてもらうため。
おかげさまで初っ端から信じられないぐらい充実した2日間を過ごした。
ナマステ福岡2018☆おすすめしたいボランティア参加体験
4月末にはソウルから、大学生の時以来の大親友、ヒョンジュちゃんが来日。
韓国の友人来訪と、一見無関係な朝鮮半島の歴史的な動き
5月初旬は、福岡随一のワインバー、「ラタフィア」店主、吉村さんの企画により、オープンしたてのレストラン経営者であり、凄腕シェフとして知られる「とわさん(Yuki Towata)」の料理に合わせる形で、インドのことを「とにかくしゃべる」トークイベント。
世界一流のワインと、凄腕日本人シェフによるゴア料理との、奇跡のコラボレーション <福岡>
5月末は、とら屋食堂さんが再び福岡にお見えになり、ぐっちーご夫妻とのトークとコラボした素敵な食事会。
狭い福岡を飛び出し、時空を超えた旅に出る:福岡で「南インド料理を味わおう」
6月2日は天神のKBCシネマで深夜までに及ぶバーフバリ完全版絶叫上映に、「初バーフバリ」の友人たちと一緒にサリーで参加。
Eyewitnesses the Fukuokan Kingdom of Mahishmati: How Japanese Mahishmatians Were Born
24日は、写真家の三井昌志さんが福岡にお見えになっての、帰国報告会。
三井昌志さんの帰国報告会2018年@福岡
そして30日は、Fさんからお声をおかけいただいたことで実現し、今回の一時帰国でも、自分史上でも最大のイベント、グランフロント大阪で日本翻訳者協会(JAPAN ASSOCIATION OF TRANSLATORS)が主催された、日英・英日翻訳者・通訳者のための一大イベント、「IJET-29大阪」の一コマ60分あまりをお借りし、プネーやインドの翻訳事情についてお話ししたセッション。
IJET-29大阪、セッションは無事に終了☆課題はいっぱい...
「ナマステ福岡」ボランティアからIJET-29まで、たくさんの方々のお計らいで、たくさんのイベントが実現し、そしてたくさんの方々に知り合った。
それなのに、わたしはそれをうまく生かし切れていないし、またお話したり、知り合ったりしただけで、その後ちゃんと連絡を取ることができていない、自分の至らなさに深く反省している。
自分のダメっぷりを再確認したような時間が、ただ流れて行った。
最終的に、3月に心臓発作で急逝したRさんの誕生日で、寂しい気持ちで思い出していた7月初旬のある夜、その娘であり2年前に来日して以来、日本を再訪する日を夢見て昨年から大学に入り直して日本語を学んでいるRちゃんが、広島大学が8月末に企画しているJASSOという団体主催の2週間のサマースクールに参加させていただけることが決まった。
Rさんが天国から励ましてくれているに違いない。
実際にはRちゃんが通う大学が対象者を募集、9名が集まり全員が行けることになったそうだが、うち彼女を除く8名は上級生ということなので、これはがんばる彼女に対する、先生の特別なお計らいに違いない。
本当は、ご連絡をしたかた方、お目にかかりたかった方は、まだまだ山ほどいるのだが、いろいろ整理がつかない日々で、スロープロセッサーのわたしは処理が追い付かず、たくさんの人に、大変な失礼をしてしまった。
この場を借りて心の中でお詫びしている。
3カ月も滞在していると、祖国を離れがたくなるのは当然だ。
正直に言って、いまインドに帰りたいという気持ちは非常に薄い。
しかしもちろん、インドに、プネーに、帰らねばならない。
そうすることしか、わたしに生きる道はないから。
追伸: 10日午後6時から、銀座で話題のレストランであり、プネーのソフトウェア会社元同僚が経営する「Bangera's Kitchen」で、インド関係の人、ただ興味がある人たちが集まって食事会をします。
仕事を終えた人から順にパラパラと集まる、気軽な会です。
ご興味がある方は、お気軽にメッセージください。
About the author
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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