ゴアの天才少年、ロックダウン中に暗号通貨取引システムを開発

 

Posted on 07 Aug 2021 21:00 in インド科学技術 by Yoko Deshmukh

オリンピックに出場したインド人選手たちのことを知ってもそう思いますが、ハイパフォーマーは環境による要素に左右されず、むしろ最大限に活かして成果を出すのだな。



ゴアの中学生が、ロックダウンを利用して世界を席巻しつつある暗号通貨取引の指南をしている、という目を疑うような記事を見かけた。

Meet the 13-year-old Goa boy managing millions of dollars in cryptocurrency

ゴア在住、弱冠13歳のガジェッシュ・ナイク(Gajesh Naik)さんは、暗号通貨を管理するエコシステム、「PolyGaj」の開発者だ。

パナジの「People's High School」に通う8年生のガジェッシュさんは昨年、新型コロナウイルス感染症パンデミックに伴うインド全土ロックダウンを機に、小学生が誰でもどこからでもオンラインで物理の勉強ができる教育コンテンツの作成を開始した。

そして今年は、Polygonネットワーク上で2つのdApp(自律分散型アプリケーション)を開発、そのアプリ(PolyGajとStableGaj)からユーザーが、暗号通貨への投資ができるようになっている。

ガジェッシュさんによればPolyGajはワンストップの分散型金融(De-Fi)および非代替性トークン(NFT)プラットフォーム、そしてStableGajはPolygonネットワーク上でステーブルコインの交換ができる分散型ステーブルコインのスワップとなっている。

De-Fi(ディーファイ)は、投資マネージャーや銀行システムのような仲介者を必要とせずにユーザーの暗号通貨を管理する、非保管(non-custodial)ソフトウェアプログラムで使用される用語だ。

PolyGajはPolygonブロックチェーン上に構築されており、現在、700万ドルの暗号通貨を管理、この中には著名投資家で知られるマーク・キューバン(Mark Cuban)によるPolygonブロックチェーンへの投資が含まれる。

「コロナ禍で物理の授業が中止されて以来、およそ1年半かけてニューヨーク州立大学バッファロー校をはじめとするオンラインの講義を受講し、修了証書を取得した」と語った。

ガジェッシュさんはわずか8歳の時に、ブートキャンプでコーディングを学び始め、以来、C、C ++、Java、JavaScript、Solidityなどのコーディング言語を習得している。

2018年、ガジェッシュさんはゴアで開催された国際ブロックチェーン会議での講演に出席、これが彼のブロックチェーンテクノロジーへの興味を刺激した。

父で公務員のスィッディヴィナヤク(Siddhivinayak)さんによれば以来、ブロックチェーンプログラミングスキルとブロックチェーンプログラミング言語を身に付けたが、パブリックドメインで得られる知識が少ない、比較的新しい課目でもあるため、マサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学の教授から直接指導を受けているとのこと。

ガジェッシュさんはツイッター上で2万2,100人以上のフォロワーを持ち、暗号通貨に関する議論に定期的に参加している。
また、1万2,000人以上の登録者がいるYouTubeチャンネルを運営している。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※7月17日付けのメール、件名「海外在留邦人向けワクチン接種事業:接種までの流れ」


●日本に一時帰国してワクチン接種を行うことを希望する方々を対象としてワクチン接種の予約受付を7月19日から開始します。
●インドを含む指定宿泊施設での10日間の待機が必要とされる国・地域からの入国者に対しては、医師等が週に2日(月曜日及び金曜日)宿泊施設を巡回し、接種希望者に対して接種を行うこととなります。

1 7月19日正午(日本時間)から、在留先でのワクチン接種に懸念等を有する海外在留邦人等を対象とした新型コロナ・ワクチン接種事業のインターネット予約受付を開始します。本事業での接種を希望される方は、特設サイトを通じて事前の予約をお願いします。
なお、特設サイトへのリンクは、予約受付の開始と同時に外務省海外安全HP(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/vaccine.html)に掲載いたしますので、そちらを御確認ください。

2 インドを含む指定宿泊施設での10日間の待機が必要とされる国・地域からの入国者に対しては、医師等が週に2日(月曜日及び金曜日)宿泊施設を巡回し、接種希望者に対して接種を行うこととなりますので、「巡回接種予約枠」で予約を行ってください。(巡回接種枠を予約できなかった方及び待機期間後に接種を希望される方は空港の接種会場で接種いただきます)。
(ご参考:接種までの流れ)
https://www.mumbai.in.emb-japan.go.jp/files/100213787.pdf

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp

=== 転載終わり ==


☆本日の1曲☆

 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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