プネーでのロックダウン一部解除で鶏肉や卵の価格上昇か

 

Posted on 08 Jun 2021 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

いろいろ複雑な問題が絡んでおります。



ロックダウンの影響を受けたプネーでの鶏肉や卵の売り上げ減少について、実にプネーらしい記事を見つけたので備忘録も兼ねて記録しておく。

Poultry prices set to rise as unlock comes into effect

新型コロナウイルス感染症第2波を受けた2か月間のロックダウン中、プネーでは鶏肉や卵を販売する店の営業時間は平日は午前7時から午前11時まで、土日は閉店との命令が出されたことで、売上は20~25%減少した。

今月7日からプネーでもロックダウンの段階的な緩和に伴う食肉店の営業時間の延長も許可され、生産が減っていたところに需要の高まりが予想されることから、価格上昇は避けられないだろうと「Indian Express」では伝えていた。

具体的にはロックダウン中の「ファームゲート価格(farmgate price)」はキロあたり60~80ルピー、小売価格は同180~200ルピー前後で推移していた。
ちなみにファームゲート価格とは、養鶏業者の出荷時の価格を指す。
また、鶏1羽の体重は平均2~2.2キログラムとされている。

価格が下がった理由としては、飲食店が休業を余儀なくされたことに加え、ロックダウンに伴う不確実性を恐れた一部の養鶏業者によるパニック売りにより、市場に過剰供給を引き起こしたことも挙げられている。
なお、インドでは毎日平均して1,300万個の卵、3億羽の鶏が消費されていると「Indian Express」は報じている。

こうした苦難を経て、ロックダウンが緩和されつつある今、養鶏業者らは鶏肉の価格は上昇傾向になるものと楽観的だが、今度はヒンドゥー教徒の多くがおよそ1か月間にわたって肉食を断つ、ヒンドゥー暦の「シュラヴァン(Shravan)」と呼ばれる時期が近付いており、市場ウォッチは続きそうだ。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※6月7日付けのメール、件名「新型コロナウィルスに関する注意喚起(マハーラーシュトラ州におけるロックダウンの改訂)(2021年6月7日)」


●6月4日,マハーラーシュトラ州政府は,現在実施されているロックダウン措置の修正を発表し,本件措置は7日(月)から開始されます。
●ムンバイ市は,規制緩和5段階のレベル3となり,食料品等の店頭販売時間は,午前7時から午後4時まで延長許可となります。

1 6月4日,マハーラーシュトラ州政府は,現在実施されているロックダウン措置の修正を発表し,本件措置は7日(月)から開始されます。

2 ムンバイ市は,規制緩和5段階のレベル3となり,食料品等の店頭販売時間は,午前7時から午後4時まで延長許可となります。また,非生活必需品を販売する店舗は,月曜日から金曜日の間,午後4時まで営業許可となります。なお,レストランは,午後4時まで客席50%以下で営業許可(月曜日~金曜日)となり,モール,映画館は営業停止が継続します。

3 お住まいの地域における陽性率や重症患者用病床の空き状況等により,店頭販売時間等の規則緩和レベルが5段階で異なりますのでご注意願います。
(詳細については、お住まいの地域の役所にご確認願います。)
本件州政府及びムンバイ市からの通知内容については,以下のとおりですので,各自ご確認ください。
URL:https://www.mumbai.in.emb-japan.go.jp/files/100198177.pdf

4 午後5時以降の外出は医療関連やその他緊急の場合等に限られますので,引き続きご注意願います。

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==


☆本日の1曲☆

 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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