ロックダウンを利用し、2か月弱で総距離3,000キロを自転車で一人旅した男性

 

Posted on 19 Feb 2021 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

さすが新しいライフスタイルに適応するのが超早くて驚かされるし、励まされます。写真は昨年3月の、ロックダウン初日のプネー路上です。



以前ASKSiddhi(アスクスィッディ)で紹介した3人組よりも前(https://asksiddhi.in/blog/display/1996)に、しかももっと長い距離を、ナショナルハイウェイ(NH)160、48、52、46、44に沿って自転車で一人旅していた若者がいた。

Meet the IT professional who bikepacked 3,000 kilometres between Zoom meetings

25歳のアンドリュー・メネゼス(Andrew Menezes)さんも、仕事を一切犠牲にすることなく、午前6時から同10時まで走行、10時半から1時ぐらいまで仕事をしてから、再び日没までペダルを漕いだ。
適当なダバ(ハイウェイ食堂)を見つけたらノートパソコンを開き、仕事を始める。
「Zoomミーティングのお供は熱いパラーターとチャーイ」と話す。

自転車で走破した総距離は3,000キロメートル。
2020年10月23日にインド西部ムンバイーから東に入り、ナシック(マハーラーシュトラ州)、北に進んでインドール(マッディヤ・プラデーシュ州)、ウッジャイン(同)、それから西に向かってチットールガル(ラジャスターン州)、アジメール(同)、ジャイプール(同)、デリー、アーグラー(ウッタル・プラデーシュ州)、中部グワリオル(マッディヤ・プラデーシュ州)、シウプリ(同)、その後ナシックに戻り、12月18日にプネーに至る、23都市を巡るルートだった。
ロックダウン期間を、サイクリングスキルを磨く機会ととらえた。

大都市では自転車の修理と点検のため2〜3日を過ごし、1日平均100キロメートルをカバーしながら、休日を除いて1日8時間を実務に費やした。
食事はダバ(ハイウェイ食堂)や道端の小さな茶店で取り、夜は1泊数百ルピーのダラムシャラ(Dharamshala)やロッジで寝た。

特に、インドールから50キロの、ダラムシャラでの滞在体験は記憶に残るものだったようだ。
「2メートル四方の部屋にはマットレス1枚、蛍光灯1本、電源プラグ1つしかなく、マットレスとシーツは一瞬、何百人が使用したのかと想像したくなるほど汚れていたが、長い1日の終わりで疲れていて、次の瞬間には眠りに落ちていた」とアンドリューさん。

ある時は、景色の美しい山道で夕暮れ時にペダルの1つが壊れるというハプニングが起きた。仕方なく最寄りの街まで4キロあまりの道のりを、自転車を押して歩いていたところ、通りすがりの人々から山賊や強盗に気をつけるよう忠告を受けたが、「万一、襲われそうになっても、コロナ禍の今なら咳をすればだいじょうぶだ」と自分に言い聞かせ続けたという。
こんな冗談とも本気ともつかないコメントも、アンドリューさんのような人が言うと心から笑い飛ばせる。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※1月28日付けのメール、件名「全日空(ANA)による成田ムンバイ間の臨時便運航」

【ポイント】
●全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブルに基づく便として、2月27日、3月13日、3月27日に成田発ムンバイ行、2月28日、3月14日、3月28日にムンバイ発成田行の臨時便を運航することとなりました。
●ANAによれば、同便の予約受付・販売は既に開始しているとのことです。
●こちらの便は航空会社のウェブサイトでの予約受付・航空券購入が可能です。
●なお、日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討される場合は、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。また、インド政府の外国人の入国に関するガイドラインに御留意願います。

在留邦人の皆様へ

 全日空(ANA)による成田ムンバイ間の臨時便(2月,3月便)が運航されることになりましたところ,お知らせします。なお、本件照会については、ANAお問い合わせ先までご連絡願います。

1 全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブル(新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策としてインド政府が実施している国際定期旅客航空便の飛来禁止措置の例外措置)に基づく便として、2月27日、3月13日、3月27に成田発ムンバイ行、2月28日、3月14日、3月28日にムンバイ発成田行の臨時便を運航することとなりました。

2 ANAによれば、同便の予約受付・販売は既に開始しているとのことです。なお、空席状況確認や航空券の予約・購入方法等はANAウェブサイトをご確認ください。詳しくは、ANAにお問い合わせください。
(ANAウェブサイト)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/

(ANAお問い合わせ先)
ANAムンバイ支店予約担当:bomrsvn@ana.co.jp(営業時間<インド時間>:9:00-18:00)
※英語/日本語での受付となります。
※上記の臨時運航便以外についてのお問い合わせ先は以下の通りです。
電話:     (インド国内)000800-100-9274 ※24時間対応 ※通話無料
        (インド国外)+81-3-4332-6868 ※24時間対応 ※有料

3 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、インド政府よりインド到着旅客に関する情報の提出が義務付けられています。ANAによれば、インドへの航空券を予約・購入された方は、出発の48時間前までに、必ずANAムンバイ支店予約担当に渡航に際し必要な情報の連絡が必要となるため、以下のANAからのお知らせを必ずご確認ください、とのことです。
(ANAからのお知らせ:各地域への入国条件変更/インドへ渡航のお客様へ)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/notice200501/#immigration

4 日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討されている邦人の皆様におかれては、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。
(新型コロナウイルス感染症に関する皆様へのお願い:当館ホームページ)
https://www.in.emb-japan.go.jp/PDF/20200929_Coronavirus_j.pdf
また、以下のインド内務省入国管理局ホームページに、現在入国できる査証カテゴリーや査証取得手続き、事前の自己申告フォーム等の提出、入国後の自主隔離等、外国人の入国に関するインド政府のガイドラインが掲載されていますので御留意願います。
(インド内務省入国管理局ホームページ該当部分)
https://boi.gov.in/content/advisory-travel-and-visa-restrictions-related-covid-19-1

(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

=== 転載終わり ==


☆本日の1曲☆

 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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