プネーの5人家族、ほぼ自家製太陽光発電で生活
Posted on 20 Feb 2021 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh
写真はインド製電気スクーター、「Okinawa」公式ホームページです。
個人的には、冬季も最低気温が低くて5度前後、年中比較的温暖なプネーでは、太陽光などの持続可能な方法で発電することで、生活は十分にまかなえる時代が、それほど遠くない将来に来るのではないかとかねてから思っている。
「The Better India」では、プネーの5人家族世帯で、4年前からメイン電力として太陽光発電を利用し、一通りの家電と電気スクーター2台、電気自動車1台を使用している例を紹介していた。
Pune Family Pays Rs. 70/Month in Electricity Bill, Runs Home & 4 EVs on Solar Power
アビシェーク・マネ(Abhishek Mane)さんは元国防省(Ministry of Defence)職員、2004年に退職して起業し、環境やテクノロジーへの深い関心があったため、ソーラーパネルの製造や設置に関するビジネスに挑戦することを決めた。
勉強と試行錯誤を経て2015年、妹と組んでソーラーパネルやその他の必要な部品を製造する会社「Deeva Solar Power Solutions」を立ち上げた。
事業に関連してアビシェークさんは、自宅の電化製品すべてに電力を供給できる太陽光発電パネルを設置、キッチン用品やテレビ、洗濯機、上水汲み上げ用ポンプ、車やバイクに至るまで、自社製パネルを用いて発電した太陽光エネルギーを動力源とするという、実験的な試みを導入することにした。
その結果、「かつて毎月の電気代は少なくとも5,000ルピーかかっていたが、現在では70ルピー前後にまで減った」アビシェークさんは語る。
当初は容量250ワットのパネルを10枚設置し、毎日2.5キロワットの発電に成功、直接グリッドと蓄電バッテリーに接続した。
2019年から一部のパネルを容量330ワットのものにアップグレードし、現在は毎日7キロワットを自家発電している。
太陽光で発電した電力は、各12 V/200 AHの容量がある4つの鉛蓄電池に蓄えられ、インバーター経由でさまざまな電化製品やコンセントに供給される。
ちなみにアビシェークさんご一家の電気自動車は、わたしも注目しているインド製「Mahindra e2o」、(PLUSモデルだと)ショールーム価格75~85万ルピーほどで、充電は平均3日ごとで足りる。
スクーターは1回の充電(4時間)で100キロまで走行できる。
電気自動車の使用感について、アビシェークさんによれば「スマホと一緒で、1日使ったら夜は充電するサイクル」という。
インドではガソリン価格が高騰しており、現在リッターあたり100ルピーを超えているが、アビシェークさんが支払っているのは「1キロ平均40パイサ」と胸を張る。
なお個人的には、やはりインド製電気スクーターの名前が「Okinawa」というところにツボった。
調べてみたら、こんなラインナップがあった。
Okinawaサイト
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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※1月28日付けのメール、件名「全日空(ANA)による成田ムンバイ間の臨時便運航」
【ポイント】
●全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブルに基づく便として、2月27日、3月13日、3月27日に成田発ムンバイ行、2月28日、3月14日、3月28日にムンバイ発成田行の臨時便を運航することとなりました。
●ANAによれば、同便の予約受付・販売は既に開始しているとのことです。
●こちらの便は航空会社のウェブサイトでの予約受付・航空券購入が可能です。
●なお、日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討される場合は、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。また、インド政府の外国人の入国に関するガイドラインに御留意願います。
在留邦人の皆様へ
全日空(ANA)による成田ムンバイ間の臨時便(2月,3月便)が運航されることになりましたところ,お知らせします。なお、本件照会については、ANAお問い合わせ先までご連絡願います。
1 全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブル(新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策としてインド政府が実施している国際定期旅客航空便の飛来禁止措置の例外措置)に基づく便として、2月27日、3月13日、3月27に成田発ムンバイ行、2月28日、3月14日、3月28日にムンバイ発成田行の臨時便を運航することとなりました。
2 ANAによれば、同便の予約受付・販売は既に開始しているとのことです。なお、空席状況確認や航空券の予約・購入方法等はANAウェブサイトをご確認ください。詳しくは、ANAにお問い合わせください。
(ANAウェブサイト)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/
(ANAお問い合わせ先)
ANAムンバイ支店予約担当:bomrsvn@ana.co.jp(営業時間<インド時間>:9:00-18:00)
※英語/日本語での受付となります。
※上記の臨時運航便以外についてのお問い合わせ先は以下の通りです。
電話: (インド国内)000800-100-9274 ※24時間対応 ※通話無料
(インド国外)+81-3-4332-6868 ※24時間対応 ※有料
3 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、インド政府よりインド到着旅客に関する情報の提出が義務付けられています。ANAによれば、インドへの航空券を予約・購入された方は、出発の48時間前までに、必ずANAムンバイ支店予約担当に渡航に際し必要な情報の連絡が必要となるため、以下のANAからのお知らせを必ずご確認ください、とのことです。
(ANAからのお知らせ:各地域への入国条件変更/インドへ渡航のお客様へ)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/notice200501/#immigration
4 日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討されている邦人の皆様におかれては、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。
(新型コロナウイルス感染症に関する皆様へのお願い:当館ホームページ)
https://www.in.emb-japan.go.jp/PDF/20200929_Coronavirus_j.pdf
また、以下のインド内務省入国管理局ホームページに、現在入国できる査証カテゴリーや査証取得手続き、事前の自己申告フォーム等の提出、入国後の自主隔離等、外国人の入国に関するインド政府のガイドラインが掲載されていますので御留意願います。
(インド内務省入国管理局ホームページ該当部分)
https://boi.gov.in/content/advisory-travel-and-visa-restrictions-related-covid-19-1
(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
=== 転載終わり ==
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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