絶滅寸前のマンゴー品種を保全するために奔走する、84歳男性

 

Posted on 11 Feb 2021 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

写真は真夏のロックダウン中のプネーで唯一の癒しとなったアルフォンソ・マンゴーです。



「The Hindu」紙面版に、12年間で100以上の村を訪れ、絶滅の危機に瀕しているアペ・ミディというマンゴーの品種を調達し、保存し続けてきた、ケーララ州の84歳の男性の話が掲載されていた。

An 84-year-old on a mission to conserve rare mango varieties

ベルール・スバンナ・ヘガーデ(Beluru Subbanna Heggade)さんはこの12年間、妻とともにマンゴーの産地である西ガーツ山脈各地を旅して100カ所以上の村を訪れ、アペ・ミディ(Appe midi)と呼ばれる品種のマンゴーを100種類以上保存してきた。

アペ・ミディ種のマンゴーを見つけたら、村の人に頼んで1個譲ってもらい、その場でピクルスにして自宅に持ち帰った。 
状態がよければ、そのマンゴーの生っていた木から接ぎ穂を取り、接ぎ木するため、村に戻った。

と言ってもヘガーデさんの自宅には、わずか1エーカーのビンロウ農園以外にそれほどのスペースがあるわけではないため、周囲にアペ・ミディ種のマンゴーの木を育てるための公園を作り、1本の木に4~5品種を接ぎ木していったという。

カルナータカ州出身のヘガーデさんにとって、アペ・ミディ種は子供のころから親しんできた品種のマンゴーであり、そのほとんどが失われつつあるという現実に衝撃を受けたことが、保全活動を始めるきっかけとなった。

これまでヘガーデさんが保護したマンゴーには、Dombesara Jeerige、Genasinakudi jeerege、Cheene thota jeerege、Baagi jeerige、Barigejeerigeをはじめとする、10種類の高級品種も含まれる。

「アペ・ミディ種のマンゴーには独特の味と香りがあり、また3年から5年の貯蔵寿命がある」と説明するヘガーデさんだが、こうした保全活動は商業目的ではない。

接ぎ穂を育てることに関心がある人には無料で分けている。
できるだけ多くの人に保全活動に参加してもらいたいと思っているためだ。

インド園芸研究所(Indian Institute of Horticultural Research)はヘガーデさんの取り組みを称賛し、およそ30種を引き取り、全部で200種類のアペ・ミディ種の研究を続けている。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※1月28日付けのメール、件名「全日空(ANA)による成田ムンバイ間の臨時便運航」

【ポイント】
●全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブルに基づく便として、2月27日、3月13日、3月27日に成田発ムンバイ行、2月28日、3月14日、3月28日にムンバイ発成田行の臨時便を運航することとなりました。
●ANAによれば、同便の予約受付・販売は既に開始しているとのことです。
●こちらの便は航空会社のウェブサイトでの予約受付・航空券購入が可能です。
●なお、日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討される場合は、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。また、インド政府の外国人の入国に関するガイドラインに御留意願います。

在留邦人の皆様へ

 全日空(ANA)による成田ムンバイ間の臨時便(2月,3月便)が運航されることになりましたところ,お知らせします。なお、本件照会については、ANAお問い合わせ先までご連絡願います。

1 全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブル(新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策としてインド政府が実施している国際定期旅客航空便の飛来禁止措置の例外措置)に基づく便として、2月27日、3月13日、3月27に成田発ムンバイ行、2月28日、3月14日、3月28日にムンバイ発成田行の臨時便を運航することとなりました。

2 ANAによれば、同便の予約受付・販売は既に開始しているとのことです。なお、空席状況確認や航空券の予約・購入方法等はANAウェブサイトをご確認ください。詳しくは、ANAにお問い合わせください。
(ANAウェブサイト)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/

(ANAお問い合わせ先)
ANAムンバイ支店予約担当:bomrsvn@ana.co.jp(営業時間<インド時間>:9:00-18:00)
※英語/日本語での受付となります。
※上記の臨時運航便以外についてのお問い合わせ先は以下の通りです。
電話:     (インド国内)000800-100-9274 ※24時間対応 ※通話無料
        (インド国外)+81-3-4332-6868 ※24時間対応 ※有料

3 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、インド政府よりインド到着旅客に関する情報の提出が義務付けられています。ANAによれば、インドへの航空券を予約・購入された方は、出発の48時間前までに、必ずANAムンバイ支店予約担当に渡航に際し必要な情報の連絡が必要となるため、以下のANAからのお知らせを必ずご確認ください、とのことです。
(ANAからのお知らせ:各地域への入国条件変更/インドへ渡航のお客様へ)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/notice200501/#immigration

4 日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討されている邦人の皆様におかれては、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。
(新型コロナウイルス感染症に関する皆様へのお願い:当館ホームページ)
https://www.in.emb-japan.go.jp/PDF/20200929_Coronavirus_j.pdf
また、以下のインド内務省入国管理局ホームページに、現在入国できる査証カテゴリーや査証取得手続き、事前の自己申告フォーム等の提出、入国後の自主隔離等、外国人の入国に関するインド政府のガイドラインが掲載されていますので御留意願います。
(インド内務省入国管理局ホームページ該当部分)
https://boi.gov.in/content/advisory-travel-and-visa-restrictions-related-covid-19-1

(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

=== 転載終わり ==


☆本日の1曲☆

 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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