再婚専用のマトリモニアル(パートナー斡旋)サービス

 

Posted on 15 Feb 2020 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

本日の話題はAI社Saさんから仕入れました。引きこもり人生のわたしにとって、インドについては本当に知らないことばかりで反省します。



週1回、半日だけだがプネーのAI会社に通わせていただいている。
最近は自然言語処理や医療系AIなどの、いろいろな分野にまたがる仕事も任せていただけるようになり、わたしにとっては貴重でかけがえのない時間になっている。

さて、そのAI会社に出社すると、左側にプロジェクトマネージャーSwさんとバイスプレジデントSaさん、右側に週2回だけ専門家として依頼され来社されている医師Shさんという、全員ベテランで活躍し、わたしから見てもとても魅力的に輝く女性たちと同席させていただいている。

先日、Shさんのお父様が癌との闘病の末、80余年の生涯を閉じられたとの訃報に接した折、Saさんが「17年前に奥様を亡くされてから、ずっと独り身を通してこられて」というようなことおっしゃった。
逆算すると当時でも60歳をとうに過ぎていたはずなので、それから再婚する方がいること、それを当然であるように捉える風潮があることを、意外に感じた。

Saさんによると近年では年齢を問わず、パートナーとの離別後に再婚することは、ごく一般的なことであり、家族や親族からいい人を勧められることも多いという。


そういえば、昨年視聴したアマゾンのPrime Videoドラマ、「Made In Heaven」でも、若くして夫を亡くして単身で子供たちを立派な大人に育て上げ、60歳を過ぎた女性が、もうひとりの人生のパートナーと出会い、再婚するという場面があった。
しかしその回のシナリオでは、結婚を決めた女性に対して当の子供たちが「いい年して今さら」のような否定的な言葉をかけていたと記憶しており、「インドでもやはり高齢同士の結婚は受け入れられていないのかな」と感じたものだった。

調べてみれば確かにSaさんのおっしゃる通り、大手パートナー斡旋オンラインサービスはいずれも、再婚希望者専用のページを展開している。
ただし、ざっと見てみただけだが年齢層は30代前半から40代前半ぐらいが多いようだ。

個人的には若さに任せてというよりも、死別や離婚といった非常に辛いものを含めてさまざまな人生経験を積み、相手を見極める目が十分に養われ、また自分なりの価値観がしっかり固まった年齢の人同士の方が、幸せな結婚ができる確率が高いのではないかなと、強く同意するのである。
 


再婚希望者用サービスは、
適当なキーワードを入れてみただけでも無限にヒットする。
しかし「詐欺に注意」という話題も散見した。
 

本日最も読まれている記事
購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 16 Sep 2019
「アルージーラ」、その譲れない鉄則 ※個人の意見です 07 Feb 2020
ポルトガル鉄道のインターネット事前切符予約 26 Oct 2016

インド人の平均寿命と、女性の伸び率鈍化 01 Oct 2019
「サリーの『正しい』巻き方って?」ニキータさんワークショップ in プネー 08 Feb 2020

 





    



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments

Leave a Comment..

Name * Email Id * Comment *