週1回、半日だけだがプネーのAI会社に通わせていただいている。
最近は自然言語処理や医療系AIなどの、いろいろな分野にまたがる仕事も任せていただけるようになり、わたしにとっては貴重でかけがえのない時間になっている。
さて、そのAI会社に出社すると、左側にプロジェクトマネージャーSwさんとバイスプレジデントSaさん、右側に週2回だけ専門家として依頼され来社されている医師Shさんという、全員ベテランで活躍し、わたしから見てもとても魅力的に輝く女性たちと同席させていただいている。
先日、Shさんのお父様が癌との闘病の末、80余年の生涯を閉じられたとの訃報に接した折、Saさんが「17年前に奥様を亡くされてから、ずっと独り身を通してこられて」というようなことおっしゃった。
逆算すると当時でも60歳をとうに過ぎていたはずなので、それから再婚する方がいること、それを当然であるように捉える風潮があることを、意外に感じた。
Saさんによると近年では年齢を問わず、パートナーとの離別後に再婚することは、ごく一般的なことであり、家族や親族からいい人を勧められることも多いという。
そういえば、昨年視聴したアマゾンのPrime Videoドラマ、「Made In Heaven」でも、若くして夫を亡くして単身で子供たちを立派な大人に育て上げ、60歳を過ぎた女性が、もうひとりの人生のパートナーと出会い、再婚するという場面があった。
しかしその回のシナリオでは、結婚を決めた女性に対して当の子供たちが「いい年して今さら」のような否定的な言葉をかけていたと記憶しており、「インドでもやはり高齢同士の結婚は受け入れられていないのかな」と感じたものだった。
調べてみれば確かにSaさんのおっしゃる通り、大手パートナー斡旋オンラインサービスはいずれも、再婚希望者専用のページを展開している。
ただし、ざっと見てみただけだが年齢層は30代前半から40代前半ぐらいが多いようだ。
個人的には若さに任せてというよりも、死別や離婚といった非常に辛いものを含めてさまざまな人生経験を積み、相手を見極める目が十分に養われ、また自分なりの価値観がしっかり固まった年齢の人同士の方が、幸せな結婚ができる確率が高いのではないかなと、強く同意するのである。

再婚希望者用サービスは、
適当なキーワードを入れてみただけでも無限にヒットする。
しかし「詐欺に注意」という話題も散見した。
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