昨年10月にオープンしたばかりのリッツカールトン・プネーは、プネーに所在する高級ホテルの中でも一線を画した格の漂う物件だった。
The Ritz-Carlton arrives in Pune, designed to impress - Condé Nast Traveller India
エントランス階「Three Kitchens」で展開しているランチブッフェ1,400ルピー+税は、天井の高いゆったりとした空間に、豪華で目移りのしそうなほど豊富な料理やデザートが並んでいて、家族や友人たちと、リラックスした午後のひとときを過ごしたい時には利用してみてもいいかもしれない。
わたしたちはこちらでアラカルトのみ注文して急ぎかっこみ、早々にカフェ&バー・スペース「Tea Lounge and Bar」に移動してデザートをいただいた。
リッツカールトンのシグネチャーケーキ、その名も「The Ritz-Carlton Cake」と、コーヒーおよびポットティーを頼んだだけなのに、可愛らしい小型のガラス製ケーキドームに入ったクッキー各種と、「口中をさっぱりさせてコーヒーの香りを楽しむため」としてレモンスライス入り炭酸水も運ばれてきて、まるでアフタヌーンティーのような体裁に。
ほどなくしてピアノの生演奏も始まって、優雅な気分を一層、盛り上げてくれた。
ウェイトレスさんが10~15分おきに、あくまで控えめに何か特別な要望や意見はないか聞きに来てくれていたが、わたしがパソコンに向かっている間、退屈そうに見えた日本の母を案じている様子だったので、それならばホテル内を案内していただけばよかったと今になって悔やまれる。
なお残念ながら、マリオット系のメンバーシップ「Club Marriott」による割引は受けられなかったが、即日入会できる年会費無料の「Marriott Bonvoy」に加入すると、いつでも10%の割引を受けられ、また利用に応じたポイントを獲得できるようになっている。
余談だが「リッツカールトン」に行くからと言って特に服装に気を遣うことなく、何年も前に購入した黒のクロップドトレーナーに、ファブインディアで500ルピーほどで入手した陶器の大ぶりチャームがついたペンダント、下は同じくファブインディアで安売りだったサルエルパンツとサンダル履きだったことは申し添えておきたい。
無料でついてきたクッキーたち。
高い天井から吊り下がる、大型シャンデリア。
まるでひとつの街のよう。
みんなが知っている曲をゆったりと奏でてくれた素敵なピアニスト。
マフィンやクッキーは販売もしていて、持ち帰ることができる。
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