インドで最も「甘党」な都市は

 

Posted on 09 Jan 2020 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

よく考えたら、日本のようにコンビニがあふれている環境の方が、相対的な砂糖摂取量は多いのかもしれません。



「The Hindu Business Line」が伝えたところによれば、インド国家機関「インド医療調査諮問機関・国立栄養学研究所(Indian Council of Medical Research - National Institute of Nutrition、ICMR-NIN)」が「国際生命科学研究機構インド部門(International Life Sciences Institute-India、ILSI-India)」の協賛で実施した調査によると、インドで最も「甘党」な都市はムンバイーとアーメダーバードであるらしいことが分かった。

Mumbaikars, Ahmedabadis have the sweetest tooth: ICMR-NIN survey

調査はインドの「メトロ(Metro)」と呼ばれる7大都市住民5,127人以上を対象に、この24時間に食べたものを回答してもらい、これに基づいて1日の平均的な砂糖の消費量をグラムで表した。
平均は19.5グラムで、ICMRが推奨する1日の砂糖最大消費量30グラムを大きく下回っている。
一方、最も高かったのはムンバイーの26.3グラムで、2番目のアーメダーバード25.9グラムとともに、最大消費量にかなり近づいている。
なお、最も低かったのはハイダラーバードの15.5グラムだった。

他にはデリーが23.2グラム、バンガロールが19.3グラム、コルカタが17.1グラム、チェンナイが16.1グラムとなっている。

以前として栄養不良問題が蔓延るこの国で、非伝染性疾病(non-communicable diseases、NCD)と呼ばれる疾病を防ぐためにも、調査結果は非常に大きな重要性を持って受け止められている。

なお、全体的に女性(平均20.2グラム)の方が男性(18.7グラム)よりも多めの砂糖を消費していることも判明している。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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