パキスタンと国境を接する町、パンジャーブ州アムリトサル(Amritsar)に、1947年、英領からのインド分離独立時に発生した、推定1,200万人から1,800万人が影響を受けたとされる、人類史上最大規模の人々の移動による混乱の史実を保存し、記録する世界で初の博物館、「分離独立博物館(Partition Museum、『People's Museum』)」がある。
The Partition Museum - Museums of India
2016年10月の落成記念展をきっかけに開館した。
広大な1万7,000平方フィート(およそ1,580平米)の館内には、当時の難民たちが遺した古い新聞や雑誌、交わされた書簡や公文書などを展示している。
特に展示室6(Gallery 6)の「Boundary Commission Room」では、当時の混乱の中、人口統計も正確な地図も把握されないまま、いかに性急に国境線が引かれたかをじっくりと知ることができる。
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