国境の町アムリトサルにある、インドの近代史を証言する博物館

 

Posted on 02 Jan 2020 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

この年末年始休暇に知人が訪れていたアムリトサルです。



パキスタンと国境を接する町、パンジャーブ州アムリトサル(Amritsar)に、1947年、英領からのインド分離独立時に発生した、推定1,200万人から1,800万人が影響を受けたとされる、人類史上最大規模の人々の移動による混乱の史実を保存し、記録する世界で初の博物館、「分離独立博物館(Partition Museum、『People's Museum』)」がある。

The Partition Museum - Museums of India



 

2016年10月の落成記念展をきっかけに開館した。

広大な1万7,000平方フィート(およそ1,580平米)の館内には、当時の難民たちが遺した古い新聞や雑誌、交わされた書簡や公文書などを展示している。

特に展示室6(Gallery 6)の「Boundary Commission Room」では、当時の混乱の中、人口統計も正確な地図も把握されないまま、いかに性急に国境線が引かれたかをじっくりと知ることができる。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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