まず、身辺の整理が極端に下手なので時間管理がうまくいっておらず、途中で連絡できなくなってまう人が多発している。
まったくのわたしの落ち度であり、個別にきちんとご連絡するつもりだが、この場をお借りして心からお詫びしたい。

今年はわたしにとって、何を差し置いても「サリーを楽しむ元年」だった。

福岡でおっかなびっくりコットンサリーを着て外出し始めたのが昨年末。
今年はじめにインドに戻ってからは堰を切ったように、主にネットショップでコットンサリーを買い漁った。
現在、義母からいただいたものを除き自分で厳選して購入したものとして、10枚ほどサリーを所有している。

9月には、憧れのニキータ（@Nikaytaa）さんともお目にかかった。
深い知識を持ちながら、それを一切鼻にかけることなく、あくまで謙虚かつ開放的で気持ちの良い性格のニキータさんには、ぜひいつか来日してもらって、日本のサリーファッショニスタたちのためにワークショップを開催してもらいたい。

誰よりも自分がサリーを着てお出掛けしたくて、お試しで呼び掛けた「サリーパーティー」または「サリー会」も、5月の「インディアンスパイスファクトリー」を皮切りに、6月の「ラタフィアFeat.ポラポラ食堂」、そして友人たちと個人的に開催したものと2回、そして今回、冬の一時帰国中は12月に東京と福岡で各1回、合計5回も開催または参加させていただくことが叶った。

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そして9月からは週に半日だけ、プネーの人工知能会社に通い始めた。
この会社AA社とは、12月11日付でパートタイム契約を結び、雇用されることになった。

同社CEOは、日本語が「こんにちは」「ありがとうございます」「（業務上の事情から）お医者さん」ぐらいしか分からないとおっしゃるのに、何のつてもない状態で、知り合ってわずか2カ月ほどに過ぎないわたしだけを頼って、初めて福岡を訪れるという果敢なチャレンジをされた。
ところが、その肝心のわたしに人脈も何もないので、福岡では友人や知人をはじめ、多くの方々からのご協力を得ることで、CEO訪問はとても充実したものになった。

AA社CEO福岡訪問記事

実は今年の前半まで、わたしは精神的にかなり追い詰められた、しんどい状況にあり、心療内科の受診を検討していた。
現在も大きく改善しているわけではなく、何をしていても心の底から楽しめず、常に物悲しい気持ちが付きまとっている。
日々に忙殺されて、自分の気持ちと向き合う時間がなかなか取れない中、自宅にこもって仕事ばかりしており、ろくに人に会っていないことも一因だろう。
もっと外に出て、意味ある活動や議論ができる人に会いに行かなければと危機感を覚えた。

プネーに16年も住んでいながら、人脈の狭いわたしが頭に思い浮かべられる人はとても限られており、その中で心から信頼できる人と言えば、15年来の付き合いがあり、前述AA社の取締役を務めているA1さんだった。

A1さんとは、それまでもほぼ年に1回の頻度で時間を作っていただいていて、キャッチアップを兼ね悩みを打ち明けたりもしていた。
そのA1さんに7月に自分の状況を思い切って相談したところ、拍子抜けするほどいろいろなことが動いたのだ。

ちなみに「仕事をください」という相談などではなく、現在の仕事や生活がインドに必ずしも住んでいる必要性のない、インドとあまり関係ないものが中心になっていること、インドIT企業（A1さんが以前経営していた会社）に8年ほど勤めた経験から、テクノロジーの先端に触れ続けることにやはり情熱を感じること、そのために可能であれば、AA社を定期的に訪れて、従業員などからお話を聞いたりして勉強させていただきたいことを訴えた。
無料で勉強させていただいているだけでもありがたかったのに、AA社からの格別なご厚意をいただいて、今に至る。

ともすれば、わたしは誰にも相談せず、1人で物事を解決しようとしてしまうことが多い。
しかし2019年は、「人間は1人では生きられず、たくさんの人々や対象との関わりで生かされている」ということを痛感する1年となった。

明日は2020年の希望を語ってみようかな。

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