葛西のマハーラーシュトラ(プネー)料理店、レカ。
レカのホームページ「Reka Corporation」
すでにコアなファンを大勢集める有名店である。
わたしは今回、友人のす〜さんがサリーパーティーの会場としておすすめくださったおかげで初めて、訪れる機会に恵まれた。
卓上にはメニューとは別にクリアフォルダが2冊ほど用意されていて、パラパラとめくるだけでインドやマハーラーシュトラ州、そしてプネーについて学ぶことができるようになっている。
またメニューにすら、ひとつひとつの料理に詳しい解説が入っていて、初めての人にもよく分かるよう心配りがされていた。
インドやプネーのことを、東京や日本の人々に知ってもらいたいという情熱を痛いほど感じられる。
わたしたちは事前にヨギさんからいただいていたおすすめにしたがって、各自おかず2種類とダル、チャパーティー、そしてプラウまたはビルヤーニーのライス、女将さん特製スイーツのつくターリー1,200円に、別でプネー料理の定番であるサブダナ・キチャディ、カンダ・ポヘ、そしてプーラン・ポリを1、2皿ずつ注文してこれらは全員でシェアした。
これだけ楽しめて1人あたり1,650円とは、破格ではないか。
うちターリーはあっさりしていて、とても食べやすかった。
まったく辛くないので、どんな人にも受け入れられる味だろう。
別に注文した3品については、わたしがプネーよりもマハーラーシュトラ州東部ヴィダルバー(Vidarbha)地方の料理にふだん慣れ親しんでいることと、日本の気候や環境という要素もあってか、塩気が強く感じてしまい、あまり口に合わなかった。
しかし、わたし以外の他の参加者は、いずれも口々に絶賛していたことは、申し添えておきたい。
そもそも、わたしはインドに帰ったら日本料理はほとんど食べない人なので、日本でインド料理を味わおうとすること自体、ちょっと無理があるのだろう。
今回、ヨギさんとゆっくりお話をする機会がなかったことは、多忙な方でもあり行けば必ず会えるとも限らないので残念だった。
しかし、葛西および西葛西という街から、日本とインドを草の根レベルで結ぼうと、政治家にまでなってしまった高い志をビンビンに感じることができ、それに「レカ」というレストランが、食のつながりを通じて大きく貢献していることを理解できた。
なお、女将さんはインドなどで購入してきた服やサリー、サリー用ブラウス(チョリ)などのお直しを、かなり安い料金で請け負ってくださっているようだ。
こちらも、ご興味のある方はぜひ。
わたしが注文したノンベジターリーは、
鶏肉と魚の2種類のおかずに、チャパーティー、
プラウ、サラダ、そして手作りのお菓子。
友人が注文したベジターリーは、
ホウレンソウのおかずと、「カディ」と呼ばれる、
プネーでは「バターミルク」と呼ばれるホエイをベースとした、
酸味のあるスープ、ベジビルヤーニー。
カンダ(玉ねぎ)ポヘ。
これは友人のプレートを撮ったもので、
ココナッツが苦手と話したら、ココナッツを抜いてくださった。
サブダナ・キチャディ。
6時間以上浸水したサブナダ(タピオカ)を、
ピーナッツやグリーンチリなどと炒める。
メニューには、ヨギさんによるものと見られる説明が、
びっしりと書いてある。
あれだけの厨房人数で、
これだけの幅広いワンコイン料理に対応できるなんてすごい。
日替わりランチも驚くべきバラエティーの豊かさ。
女将さんが心を込めて作ってくださった料理を、
やはり心を込めてサーブしてくださるヨギさん
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