一時帰国中に免税で買い物をする際の落とし穴と注意事項
Posted on 06 Dec 2019 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh
こういう対象者が比較的少ないことは、なかなか誰も教えてくれません。
プネーの義姪2が小遣いを貯め、自分の誕生日に○フォンが欲しいということで、少しでも安くなればとの勝手な配慮から、一時帰国者の特権である免税でこれを買うべく、ある大手Aストアを訪れた。
義姪2が所望するモデル等の詳細はすべて把握していたので、後は購入するだけだった。
ところが、ここで思わぬ問題に直面する。
成田空港での入国時、「日本人パスポート保持者は顔認証ゲートへ」としつこく誘導されたため、パスポートに入国印がなかったのだ。
Aストア担当者はインド出国時のスタンプは確認しつつも、「日本への入国印がないと法律上、免税対象外」の一点張りで取り合ってくれず、後に訪れたBカメラでも、(もっと丁寧な物言いだったが)同じことを言われた。
ちなみに、本件でも確かにAストア担当者氏は至極まっとうなことをおっしゃっていたのだが、その横柄な口調が、過去のいろいろなことを改めて鮮やかに思い出させてくれ、Aストア福岡店と、ひいてはA社製品がますます嫌いになった。
わたしは今後も、Aエコシステム入りすることは決してないだろうし、なけなしの貯金をはたいて〇フォンを渇望する義姪には悪いが、あんな奴らに関わらずに済む自分の人生を祝いたい。
ただし今後、一時帰国の際には顔認証ゲートを通過しても、パスポートに必ず入国印を押すようにしようと心に誓ったことは、Aストア担当者氏に感謝したい。
政府は、顔認証ゲートの導入により入国プロセスを効率化する一方、免税手続きは従来通り入国スタンプを要求することで、Contradictory and misguidingな事態を生み出している。
これは人口減少が避けられないこの日本という国の状況を鑑みて、なるべく税収を得ようとする故意の措置なのだろうか。
海外在住者の皆さん、日本に一時帰国される際に免税での買い物を予定しているのならば、「入国時に顔認証ゲートを通過しても、パスポートには必ず入国印を押す」を徹底しよう。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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