2018年の交通事故死亡者数は引き続き15万人超、世界最悪に

 

Posted on 23 Nov 2019 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

インドに住む、または訪れるすべての人々にとって、大切な人が交通事故に巻き込まれ、命を落とすリスクは低くなって欲しいです。



インド政府が発表した報告書によれば、2018年にインドで交通事故により命を落とした人は相変わらず15万人を超えていたことがわかった。

Road accidents claimed over 1.5 lakh lives in 2018, over-speeding major killer

原因の1位はスピードの出し過ぎで、全死亡件数の64.4%を占めている。

道路交通および自動車道省(The ministry of road transport and highways)が19日、発表した。
2017年と比較して交通事故件数は0.46%増となっている。

事故件数の合計は46万7,044件で、うち死者は15万1,417名、負傷者は46万9,418名。
「国際道路統計(World Road Statistics)」によれば、世界199カ国中インドは中国やアメリカ合衆国を抜いて交通事故死亡者数は最悪で、世界保健機関(WHO)発表の「世界の交通安全に関する報告(Global Report on Road Safety 2018)」によると、これは全世界の交通事故死亡者数の11%を占めている。

インド全土の道路網の1.94%に過ぎない国道(National Highways)での事故件数が全体の30.2%を、死亡事故件数の35.7%を占めることからも、スピードが主な事故原因であることがよく分かる。

なお州別では2017年に引き続き、タミル・ナードゥ州とウッタル・プラデーシュ州が交通事故再多発州となっている。

他の交通死亡事故の原因としては、反対車線の走行が5.8%、携帯電話の操作による不注意が2.4%、飲酒運転が2.8%となっている。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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