ジャイプールのマハラジャ宮殿を改装したシティ・パレスがエアビーアンドビーに
Posted on 12 Nov 2019 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh
このエアビーアンドビーに泊まると、こんなかっこいいプリンスが個人的に迎えてくれるのかな。The photo from The Hindu.
ラジャスターン州の観光地、ジャイプールの象徴とも言える、旧マハラジャの居城で、現在は高級ホテルとして開放されているシティ・パレス(City Palace)。
なんとそのシティ・パレスの一部居室が、エアビーアンドビー(Airbnb)にリストされる時代になってしまったようだ。
「The Hindu」が伝えた。
Jaipur's City Palace now on Airbnb
今回、その大胆な決断を下したのは、若き「マハラジャ、21歳のサワイ・パドマナーブ・スィン(Sawai Padmanabh Singh)。
彼はその恵まれた容姿が注目され、ミラノで開催されたドルチェ&ガッバーナのショーに出演してジーキュー・スペイン(GQ Spain、GQとは世界19カ国で発行されている男性ファッション誌)の表紙を飾ったり、弱冠18歳でポロのインド代表に史上最年少で選抜されたりと、いろいろと話題の絶えない貴公子でもある。
今回、スィン氏がエアビーアンドビーに開放したのは、300年の歴史を刻む城内の「グドゥリヤー・スイート(Gudliya Suite)」と呼ばれる居室だ。
しかも、この部屋から生じた収益は全額、スィン氏の母が始めたプリンセス・ディヤー・クマリ基金(Princessl Diya Kumari Foundation)を通じ、近隣の農村に住む女性のエンパワーメントに用いられる。
実際、貴公子はホスピタリティー産業ではちょっとした実績を既に築いている。
ジャイプールにあるもうひとつの歴史的宮殿、サージャン・ラージマハル・パレス(Sujan Rajmahal Palace)などをホテルに改装し、生まれ変わらせている。
「The Hindu」の取材に対し、スィン氏は「歴史的建造物は非常に重要な観光資源であり、適切に保存するとともにその美を積極的にアピールしていくべきだ」と発言している。
グドゥリヤー・スイートは、1727年に当時のマハラジャ、サワイ・ジャイ・スィン2世(Sawai Jai Singh II)が建造したシティ・パレス内にあり、リビングルーム(ラウンジ)、キッチン、浴室と洗面所、そして専用の屋内プールを備えた豪華な造りになっている。
スイートへの宿泊は今月23日から可能で、当初は特別料金として1泊7万1,445.5ルピーから開放している。
なお、2020年1月からは1泊あたり通常と同じ水準の57万2,280ルピーとなる。
詳細ページ「Airbnb - City Palace」
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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