ある会社に教えてもらったブログ術をさっそく実践:プネーのつれづれ編

 

Posted on 16 Oct 2019 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

もうちょっと肩の力を抜いて、読む人がプネーの日常を身近に楽しめる場所に少しずつしていきたいな。



経済産業省主催のインターンシップ事業に応募して見事選ばれたインドの義理姪Rちゃんが、今月はじめから12月中旬までの2カ月間の予定でお世話になっているのは、偶然にも何年も前から大ファンだった大阪の某履き物メーカー。

プネーからも続々渡航、経済産業省の「国際化促進インターンシップ事業」 - ASKSiddhi

この会社では、3人がそれぞれの立場からほぼ毎日ブログを更新されており、Rちゃんが派遣された先週からはブックマークにも入れて、わたしも毎回その更新を楽しみにしている。
おかげでRちゃんの様子を垣間見ることができるし、Rちゃんがその母や妹に毎晩のようにワッツアップ(WhatsApp)で話して聞かせ(そしてわたしが又聞きし)ている近況とはまた別の角度からの、会社の方々から見た日報を読めてうれしい。
そして時にはその内容をかいつまんで、家族グループに投稿してあげている。

すごくおもしろいのが、たまに出てくるRちゃんの語り部分が、早くもコテコテの大阪弁で表現されていること。
Rちゃんネタ以外にも、国際的に通用するブランドのプロとしての仕事術など、ブログの書き手に学んだり、共感できたりすることも多い。
わたしはやはり、この会社も大阪も、大好きだな。
近い将来、本当にRちゃん本人が大阪弁を流暢にしゃべる日が来ますように。

なお、この会社の人がRちゃんの生活全般のあれこれに、かなり気を配り、また気を遣ってくれているらしいこともよく分かる。
かと言って「経済産業省主催インターンシップ事業」という公式プログラムである関係上、こちらがしゃしゃり出て礼を言ったりするのもその進行を乱すようで憚られるので、まるで遠い親戚宅にお世話になっているかのような感覚で、陰ながら見守り、心で感謝している。

ただ、何かお食事等をごちそうになっている様子の投稿があった場合には、つい「『ごちそうさま』は食事を終えた時だけでなく、支払いの時と、店を退出する時の3回ちゃんと言っているか」とか口出ししてしまったりして(ちゃんと言っているかもしれないのに)、本人としてはちょっとウザいだろう。
こういうことも、本来であれば他人に指摘されて恥をかいたりしながら、自分で覚えていくものなんだろうな。

そして、この会社のブログを読みながら、同じく毎日アップしているASKSiddhi(アスクスィッディ)も、もっと肩の力を抜いて、プネーでの日常が身近に感じられるような内容にしてもいいのかな、その方が読んでいる人も楽しいのかな、と感じるようになってきた。
もちろん、これまで通りインドやプネーの最新情報もなるべく発信したいが、せっかく毎日更新を心掛けているので、自分のためにも日記のような観察記録の割合を増やしていきたい。

というわけで、さっそく先日の出来事をひとつ綴ってみる。

カルヤーニー・ナガル(Kalyani Nagar)に開店したばかりの、プネー何軒目かのスターバックスコーヒー(Starbucks Coffee)の一角に陣取り、仕事していた時のこと。

スターバックス、ついにカルヤーニー・ナガルにも進出 - ASKSiddhi

友達から連絡があり、夕方合流してくると言うので、ちょうどロイヤルティーカード「Starbucks Card」のスターポイントが貯まっていてドリンクを1点、無料でもらえることになっていたので、ならばごちそうできると勇んでレジに行った。

ところが、ここでインドあるある事態発生、なんとスターバックスカードを読み取る機械が故障しているというではないか。
いつもならばあっさり諦めるが、この日は友達に気を遣わせないで喜ばせたいな、という気持ちが先に立っていたので、「次回の来店時に正直に申告するから」とフリードリンクの交換を申し込んでみた。
幸い、わたしのカードにフリードリンクが1点、貯まっていることは、機械で読み取ることができた(しかしシステム上のエラーで交換ができない)。

すると店員さんは、「こちらの機械のミスですから、今日も次回の来店時も、あなたにフリードリンクをプレゼントしますよ」と快く請け合ってくれた。
もちろん、わたしのわがままでもあることだし、その言葉に甘えず、次回の来店時までに機械が直っていたら、きちんと正直にフリードリンク使用済みであることを申告するつもりではあるが、そんな心ある言葉だけでも、その日がバラ色になったことは言うまでもない。

インドでは、いやプネーでは、たとえばわが家近所のキラナ(個人商店)のツケとか、うっかり財布を忘れてレストランを訪問してしまった時に、店員さんが迷わず「次回ご来店時に」と言ってくれたりとか、まだまだこんなことがある。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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