アマゾン・アレクサが、ヒンディー語と「ヒングリッシュ」に対応
Posted on 20 Sep 2019 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh
わたしのグーグル・アシスタント(Google Assistant)などは、かなり高確率でわたしのコマンドをヒンディー語と勘違いしてくれます。コーヒーは、タイの有名チェーン、カフェ・アマゾン(Cafe Amazon)です。
米オンライン小売り大手のアマゾン(Amazon)は18日、最新のアップデートで、音声アシスタント「アレクサ(Alexa)」がインドの代表的な言語のひとつであるヒンディー語と、ヒンディー語訛りまたはヒンディー語の単語が著しく混じった英語、いわゆる「ヒングリッシュ(Hinglish)」に新たに対応を始めたと発表した。
「The Hindu」電子版が伝えた。
Amazon’s Alexa now speaks Hindi, Hinglish
今回のアップデートでは、主にインドに居住するユーザーが、アレクサにヒンディー語やヒングリッシュで話しかけることができる。
インドでは2017年より展開が始まったアレクサは、これまで英語のみに対応していた。
ただし、これまでコマンドは英語のみの対応だったが、ヒンディー語、タミル語、テルグ語、マラーティー語、およびパンジャービー語の有名な場所や名前、楽曲などを理解し、また発音することができていた。
アマゾン(Amazon)のアレクサAI担当バイスプレジデントでヘッドサイエンティストのロヒット・プラサード(Rohit Prasad)氏によれば、アレクサはヒンディーやヒングリッシュを理解するだけでなく、様々なアクセントや方言も聞き分けることができる。
同社では文化的および言語的にも多様なインド特有の課題を克服するために、多くのユーザーからの協力を得てヒンディー語版を開発したと説明し、今後さらに対応するインド諸言語を増やしていくとしている。
「同じヒンディー語でも、発音や言葉遣い、口調(アクセント)は地域によって異なる。アップデートしたアレクサは、こうした違いを聞き分けるだけでなく、ユーザーが関心を持ちそうな話題に関する知識も身に着けている。」アマゾン・インド(Amazon India)の担当者。
アマゾンによれば、アレクサがヒンディー語で対応できるスキル(音楽の再生やニュースの読み上げ、天気予報など)は、およそ500種類に達している。
プラサード氏によれば、アレクサのスキルはおよそ9万種類に達し、うち3万種類はインド特有のものなのだとか。
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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