あっという間に完売したという、伝説のキャドバリーの独立記念日特別限定板チョコレート

 

Posted on 25 Aug 2019 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

こんな素敵な商品が、しかも73ルピー販売されていたなんて。食べてみたかったなぁ。



こんなチョコレートがあったなんて、まったく知らなかった。
今年で73周年を迎えた8月15日のインド独立記念日を機に、チョコレートメーカーのキャドバリー・インディア(正式社名はMondelez India Foods Limited)が、インドが理想とする国民の調和を形にした板チョコレート、その名も「Unity」を限定販売していた。

Cadbury launches four-in-one chocolate bar to promote diversity in India



 

これは、ぜひ食べてみたい。
しかし、インド最大のオンラインショップのひとつ、フリップカート(Flipkart)での限定発売からほどなく売り切れた、とあった。
今見たら、ほんとに売り切れている。
しかも価格が「73ルピー」となっているのも心憎い。

Cadbury Unity Chocolate Bar, 130g Bars Price in India - Buy Cadbury Unity Chocolate Bar, 130g Bars online at Flipkart.com

同社によれば、この限定版チョコレートは、「カースト、信条、言語、地域、宗教」を超えた調和を表現し、1枚でダーク、ブレンド、ミルク、ホワイトの4つのフレーバーが楽しめるようになっている。

キャドバリーのブランドカラーである紫色のパッケージにも、宗教や文化など背景の異なる市民が互いに手をつなぐイラストをプリントしている。

広告代理店「Ogilvy」によれば、「共存しているからと言って、誰もが受け入れ合っているわけではない。しかし誰もが大好きなキャドバリー・デイリー・ミルク(商品名)を通して、調和を呼び掛ける、強力なメッセージを発信できると考えた」と説明している。

新聞(The Times of India紙)広告にも一工夫している。
ムンバイー版ではカンナダ語、デリー版ではテルグ語、ベンガルール版ではマラーティー語を、それぞれヘッドラインに利用し、「ヒンディー語に偏りがちな広告の言語に一石を投じるアイデア」と評価されている。



 

キャドバリーはこのような、機会や期間限定のチョコレートをたびたび出していて、興味深い。

本日最も読まれている記事
ポルトガル鉄道のインターネット事前切符予約 26 Oct 2016
マーメイド型サリー用ペチコートの続報:インドで簡単に入手できるのはこちら 21 Aug 2019
意外に低かった?世界の大学ランキング200校中のIITの位置は 09 Jun 2017

「Gully Boy」の監督がお茶の間に届けるネット配信ドラマ、「Made In Heaven」を鑑賞 19 Mar 2019
「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」16周年を迎えての雑感 20 Aug 2019

 





    



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments