マーメイド型サリー用ペチコートの続報:インドで簡単に入手できるのはこちら

 

Posted on 21 Aug 2019 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

これでもうカナダから高い関税を支払って輸入する必要はなさそうです。それでもあの高級ペチコートが、比較する基準として役に立ったのも事実です。



数日前にASKSiddhi(アスクスィッディ)でお伝えした、高額な関税を支払いカナダから輸入した、超高級ペチコート。

ユニクロ・インドに作って欲しいもの:エアリズム素材で伸縮性のあるサリー用ペチコート

結局、インドで簡単に手に入る安価な代替品も購入してしまった。

色々と調べたところ、いずれもインド全土に展開しているらしい「Made in India」補正下着ブランドの2大手、「Clovia」と「Zivame」のものが最も流通しており、ネット上でも購入者が圧倒的に多いことが分かった。

しかしなぜかアマゾン・インドでは「Clovia」しかヒットせず、最初はこちらを注文した。
ところがサイズ「S」を注文したのに「XL」が届き即返品。

再びここの業者から買うことに不安を覚え、改めてネットで評判を検索した時に出てきた、消費者によるヒンディー語の丁寧なレビュー動画を見て、「Zivame」に決めた。


参考にしたヒンディー語のレビュー

※このマダームの、時々裏返る「ざぁます」っぽい声が好きだ。
 

こちらは、アマゾン・インドでは「Zivame」の商品がなぜか割高だったため、もう1つの大手電子商取引サイト、フリップカート(Flipkart)で購入。

「Clovia」も「Zivame」も、購入者レビューはおおむね良好なものの、敢えて辛口なレビューに目を通してみたら、「サイズが小さすぎる」、「2サイズほど上を注文すべき」、「歩いているうちにゴム部分がロールアップしてくる」、「長すぎる」などに加え、「ゴムがキツく歩幅が狭くなりがちのため、常に緊急でトイレを使いたい人みたいな歩き姿になる」には笑った。

さて、届いた「Zivame」のペチコートを穿いてみた。
カナダ製の超高級品のような、シルクのような滑らかな肌触りとはいかないものの、こちらもなかなか快適にフィットし、第一印象はクリアだ。
商品ページにあったサイズ表を参考にして、あくまで自分のサイズに最も近いものを注文したところ、レビューにあったような「小さすぎる」という着心地はなく、締め付けは程よい。
この記事トップの「Zivame」商品ページの着用画像に、ほぼ偽りなし。
補正下着と呼ばれるようなものを着用したことはあまりないのでハッキリとしたことは言えないが、おそらくそうした商品よりは緩やかな、ハラマキのような着用感。
特にお腹周りに圧がかかるような設計になってはいるものの、全体的に伸びる素材のためかキツいと感じることはなく、またスリットが入っているため脚はかなり広がるし歩くのに不自由はなさそう。
これは、なかなかいいぞ。

ただし肝心なのは、たくし込んだサリーが落ちてきたり、歩いたり動いたりしている時にペチコートがロールアップしてきたりしないか、等の、あくまでサリーを巻いて過ごしてからの使用感なので、これについては後日、まとまった時間着用した上で再度レポートしたい。
なお、この程度の締め付けではなんとなく心もとないので、サリーは別途固定(直接腰に巻くとか紐を使うとか)したほうがいいような気がし、そうするとこのペチコートを購入した意味がないかな。
ちなみに超高級カナダのTia Bhuva製のものには紐が付いているので、ペチコート1枚でもしっかりサリーは固定された。

参考価格だが、わたしが購入した当時の「Clovia」ペチコート(商品名: Clovia Women's Saree Shapewear)の価格はアマゾン・インドで691ルピー。
「Zivame」ペチコート(商品名: Zivame Women Shapewear)はフリップカートで819ルピー。
 


ポリアミド(ナイロン)85%、エラスタイン(スパンデックス)15%。
割としっかりしたつくり。
 


サイズ比較のため「Kindle Paperwhite」を置いている。
左が腰側(穿き口)、下にスリット。
かなり伸びるので、それほどの締め付けはないことが分かる。
 


(寝起きに)「Zivame」ペチコートの上から、直接サリーを巻いてみた。
室内をうろうろしただけだけど、しっかりサリーを固定している安心感はあるし、
足さばきも問題なし。もちろん苦しくもない。
ただし念のため、安全ピンでプリーツなどの要所を留めている。



後日このペチコートの上に直接サリーを巻いて半日過ごした。
少し長めだったので腰の部分でいったん折り返し、
また要所を安全ピン留めしていたとは言え、着崩れてくることは皆無だった。
ただし、途中でトイレに行ったりした時には、しっかり下げておかないと、
やはり素材の性質上、裾が上がったままになってしまう恐れがある。
 

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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