インドで非従来型の宿泊施設利用者が急成長

 

Posted on 28 May 2019 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

自宅を宿として提供したい人も増えているようで、これをきっかけに身の回りを清潔に整える習慣が浸透して欲しいです。写真は初めて「Air BnB」を利用したマレーシアはペナンの、宿周辺の旧市街です。



オランダに本社のある旅行ポータル、「Booking.com」によれば、インドはホテルなどの一般的な宿泊施設を除く、ホームステイ、下宿、アパート、別荘、キャビン、ツリーハウス、ボート、また朝食付きの民宿(Bed and Breakfast)など指す、いわゆる「Alternative Accommodation(非従来型宿泊施設)」分野で最も急速に成長する市場のひとつとなっているようだ。

India among fastest-growing alternative accommodation markets for Booking.com

同社によればインド国内の宿泊施設88万軒のうち、2017年から18年にかけて68%もの「供給の伸び」が見られた非従来型宿泊施設が14万軒以上を占めている。
この供給量の伸びの大部分は、ゴア州、カルナータカ州、ケーララ州が貢献している。

同社によれば、2018年2月から2019年2月にかけて、「Booking.com」を利用する全世界のアクティブユーザーのおよそ40%が非従来型宿泊施設を利用したと回答、これは同社収益の20%を占める28億米ドルに達したとしている。
インドでの収益については明言していない。

ただし同社では、インドの利用者のおよそ3分の2は、「これまでに宿泊したことがないようなタイプの施設に少なくとも一度は滞在したい」と回答していると述べた。

さらにインド人の旅行者の43%が、旅行サイトに宿泊施設として自宅を登録することを検討しているともしており、これは全世界の回答者の21%を占めている。

なおインドの消費者の60%以上はモバイルアプリ経由で宿泊予約を行っており、全世界平均の50%よりも大幅に高い水準でモバイル化が進行していることを表している。

また、中堅都市や小規模都市を表す「Tier 2」と「Tier 3」の都市では、特に中間層の不可分所得が高く、旅行への関心が高いと指摘、「Facebook」や「Instagram」などのソーシャルメディアの投稿が、「Insta-worthy(Instagrammable、インスタ映え)」する投稿をしたい潜在的な旅行消費者にとって旅行先や宿泊施設についての決断を下す上で大きな影響を及ぼしていると指摘している。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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