フォーブス「30歳未満の30人」に選ばれたインド初の女性プロサーファー
Posted on 14 Apr 2019 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
素敵なイシタさんの画像は「Forbes」ウェブサイトより。
インド初の女性プロサーファー、イシタ・マラヴィヤ(Ishita Malaviya)が、フォーブス(Forbes)誌が選ぶ2019年の「30 Under 30(30歳未満の30人)」にリスト入りした。
Ishita Malaviya - Forbes
米スウィムウェア・サーフウェア「ロキシー(Roxy)」のブランド・アンバサダーも務める、抜群の美貌とプロポーションのイシタさん。
そんなイシタさんが目指している活動を、「Vice India」で伝えていた。
How India’s First Female Surfer Is Transforming a Little Village into a Paradise - Vice India
イシタさんはまだ10代だった10年以上前から、カルナータカ州沿岸のウディピ(Udupi)県にある村にサーフィン教室「Shaka Surf Club」を開設、パートナーのトゥシャール・パティヤン(Tushar Pathiyan)さんとともに指導と運営に携わりながら、スポーツを通じたコミュニティの統合に取り組んできた。
ムンバイー出身のイシタさんがサーフィンと出会ったきっかけは、現マイクロソフト(Microsoft)CEO、サティヤ・ナデッラ(Satya Nadella)さんも輩出した名門マニパル大学(Manipal University)在学中に、周辺にあった有名なクリシュナ・アシュラムに滞在し、毎夕ビーチに繰り出してサーフィンに興じていた米カリフォルニア州出身者らに教わったことだった。
ただしサーフィンの習得に必要な道具類やエクササイズマシンなどは高価かつ近隣の店に売っておらず、当時のイシタさんたちにとって入手が非常に難しかったという。
そうした経験をもとに2011年、カルナータカ州のコディ・ベングレ・ビーチ(Kodi Bengre Beach)にサーフ・ショップを開店するとともに、漁業に従事しながら泳ぎ方さえ知らなかった地域の住民たちや子供たちに、サーフィンを教え始めた。
イシタさんのサーフクラブでは、ブレイクダンスやスケートボード、ヨガ、さらにはブラジルの舞踊、カポエイラなどを教えながら、地域コミュニティの結びつきを深めている。
こうした活動を通じて、「住民たちに共同体意識が芽生え、ビーチにゴミをポイ捨てしたりするような人が減った」と話す。
近年はビーチから回収したプラスチック廃棄物を用いてベンチを作ったり、バイオトイレを建設したり、生徒数の減少から閉鎖の危機にある学校の再建やコンピューター教育を提供するワークショップを開催したりと、「サーフクラブ」の枠を完全に飛び出した、さまざまな貢献をしている。
サーフィンに話を戻すと、イシタさんは「宗教や性別、貧富の差を超越して自らの可能性に挑戦でき、海との繋がりや感謝の気持ちを深める手段」として、小さな村の子供たちに共通のフィールドを提供し続けていく意思を表している。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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