物価の違い?ひさしぶりにプネーの学生街で飲んでみると

 

Posted on 13 Apr 2019 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

同じ街の中でも当然、物価の違いってあるんだよなぁ。引きこもってばかりではいけないな。



たまたま用事があって、学生の多いプネーの中でも特に若者の集中しているFC(エフシー:Ferguson College [ファーガソン・カレッジ])ロードを夕方、訪れたので、かなりひさしぶりにこの界隈で軽く晩ごはんを食べて帰ることにした。



 

FCロードで食事と言えば、老舗の「Vaishali」や「Roopali」などの、いわゆる「Udipi」系や「Shetty」系、または交差点の名前にも冠されている「Cafe Goodluck」などの「Irani」系の軽食屋が定番であった。
この日はFCロードの「今」のグルメシーンを知りたくなり(というよりもビールが飲みたかったので)、「Zomato」で「FC Road」と入力してみたら、一発で出てきたのが次の店だ。

Culture - पुणे

主にアルコール系メニューとそれに合わせた軽食類が充実しているようだ。
2019年4月中旬現在、2,900件超のレビューを集め、レーティングは4.2と高評価なこともあり、さっそく訪問してみた。

率直な感想を言えば、「プネーのパブ激戦区」とされているカルヤーニー・ナガル(Kalyani Nagar:KN)やコーレーガーオン・パーク(Koregaon Park:KP)にひしめく店と何ら変わりなく、これと言った特徴を感じられない。
しかし人気の秘密は、若者をメインターゲットとする、その心憎い価格にあるようだ。

キングフィッシャー(Kingfisher)ドラフトがグラス(330 mlぐらい)で115ルピーと、はるか以前に目にして以来の激安価格。
フードも、魚のグリルに関しては非常に心もとない量だったが、ポピュラーな食材であるチキンを使ったものと、その後に追加で頼んだフライドポテトはたっぷり皿に載って、(魚も含めて)いずれも100~200ルピー台と、KNやKP水準の半額程度だった。
会計は、グラス3杯のビールと、上記フード3皿で1,200ルピーあまり。

周りを見渡すと、客層のほとんどが大学生ぐらいのかなり若い人たちで、夏休み期間中と言うこともあるのだろうが、どのテーブルも「タワー(中心の空洞部分に氷を仕込み、2リットルぐらいのドラフトビールが入れてある、タワー状ディスペンサー)」やピッチャーでガンガンとビールを注文してガブ飲みしているようなグループが占めていた。
逆にわたしたちのような「年配客」はほとんど見当たらず、店の人々が運んできた料理を皿に取り分けてくれたり(決してそんな雰囲気の店ではない)、空になったグラスに水を注いでくれたりと、何かと特別なもてなしをして気を遣ってくれているように感じた。

「レストランでの食事や酒がべらぼうに高くなった」と騒いでいたが、それは近所でばかり飲んでいたからで、エリアを変えてみると意外とまだ安く楽しめるところもあり、同じプネー内でも物価の違いがあることを改めて知ったのである。



店内の雰囲気
 


「ドラフトビール115ルピー」
 


「Chicken Chettinad」はココナッツ苦手なわたしでも食べられるクリーミーな味わい。
 


数カ月ぶりに訪れたFCロードは、歩道の整備がかなり進んでおり、
ベンガルールのMGロードを思い起こさせるような、
歩いて楽しい街に進化していた。
 

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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