昨晩より、タイのパタヤに滞在している。
インド人観光客が予想していたよりも多く、あちこちにインド料理店があり、インド人ご一家がくつろいでいる。
さらに滞在先ホテルでは夜になると、単独旅行者と思しき30代から40代前半ぐらいの男性が、現地女性に腕を取られて談笑しながら戻ってきたりし、インドではなかなか見られない光景に若干戸惑ってもいる。

そんなパタヤでは仕事を続けながら、それ以外のほとんどの時間をフットマッサージまたは食べることに費やしている。
旅も仕事も大好きなので、仕事をしながらいろいろな場所に出かけたい。

旅と言えば本日、何気なく「Scroll」誌ウェブ版を眺めていたら、わが町プネーの女性が達成した偉業について紹介した話題を見つけた。

Around the world in five months: India’s Vedangi Kulkarni becomes fastest Asian to cycle the globe

プネー郊外出身のヴェダンギ・クルカルニ（Vedangi Kulkarni）さん20歳が、アジア最速で世界一周自転車旅を成し遂げた。
昨年7月にオーストラリアはパースを出発したヴェダンギさんは10日午前、自転車でコルカタに乗り入れると、2万9,000キロの世界一周旅をゴールした。
イギリスのボーンマス大学（University of Bournemouth）でスポーツマネジメント学科に在籍する。

これより飛行機で出発地点のパースに戻り、記録を完成させる予定だ。
ヴェダンギさんは1日最速300キロの速さで進み、14カ国を159日間で走破した。

なお、アジア人以外では38歳のイギリス人冒険家、ジェニー・グラハム（Jenny Graham）さんが2018年に、それまでの記録より3週間早い124日間で世界を一周した。

カナダでは熊に追いかけられたり、ロシアで極寒の中、何日も野宿したり、スペインではナイフを持った強盗に金品を奪われたりするなど、人間と自然、両方の恐ろしい障害が、ヴェダンギさんの旅路に立ちはだかった。

またインド国籍であることから、各国の通過に必要なビザの取得にも思いのほか時間がかかり、出発が遅れたため北半球の北部が極寒の気候に入ってさえいなければ、「100日間で走破できた」と話している。

両親による資金援助を受けたヴェダンギさんだが、経路の8割以上は単独旅行で、自転車道具とキャンプ用品を含む重い荷物を積んだ自転車を漕いだ。

スタート地点パースからオーストラリア国内を走破してブリスベンに至り、そこからニュージーランド全土を南北に走るためにウェリントンへ飛んだ。

次に日付変更線をまたいでカナダ西部のバンクーバーへ飛び、東方のハリファクスまでペダルを踏んだ。
ヨーロッパに渡ると、ポルトガル、スペイン、フランス、ベルギー、ドイツ、デンマーク、スウェーデンそしてフィンランドを通ってロシアに至り、最後の4,000キロはインドを走り抜けた。

その道中は、マイナス20℃の極寒から37℃の酷暑までを体験、旅の始まりには19歳だったヴェダンギさんは、世界最強の20歳になっていた。

分量の多い仕事に取り組んでいる時には、ヴェダンギさんの成し遂げたことを想い、勇気をもらいたい。

本日最も読まれている記事
1 ポルトガル鉄道のインターネット事前切符予約 26 Oct 2016
2 元祖！プネー国際交流ティーパーティー2019年節分エディション 04 Feb 2019
3 The Original! Pune International Tea Party - PITP New Year 2019 Edition! 05 Feb 2019
4 データ・サイエンスの入門知識と今後の方向性を探るイベント、プネーで開催 03 Feb 2019
5 日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる 18 Mar 2017