コーチ・メトロの「ラストマイル輸送」でも電気オートリクシャーが活躍

 

Posted on 06 Feb 2019 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

写真はデリー・メトロ駅のラストマイルで活躍していたサイクルリクシャー、元祖エコ・リクシャーです。



ケーララ州の一大観光地であり、近年はIT集積地としても注目されているコーチでは、最寄りのメトロ駅から少し離れた目的地までの移動手段として、電気を動力とするオートリクシャーを本日から導入している。
「The Hindu」他が伝えた。

E-autos to hit Kochi roads today - The Hindu

当初は特に利用者の多い駅6カ所(Aluva、Kalamassery、Edappally、Kaloor、M.G. Road、Maharaja’s College)を対象に、16台が運行される。
コーチ・メトロ鉄道公社(Kochi Metro Rail Limited)によれば、順次さらに22台の電気オートリクシャーが導入される予定だ。

導入されるのは、マハーラーシュトラ州プネーに本社を置き、ゴルフ場カートをはじめとする電気自動車を製造する「Kinetic Green Energy and Power Solutions」社製の電気オートリクシャーで、1回の充電でおよそ70キロメートルを走ることができる。

電気オートリクシャーを運行するのは、エルナクラム・オートリクシャー運転手協同組合(Ernakulam Auto Rickshaw Drivers Cooperative Society)。
他にもインド石油公社(Indian Oil Corporation)などの企業による制服の提供や技術協力が実施される。

インドにおける電気オートリクシャーの導入はいつの間にかすごい勢いで進んでいて、今や中国を走る電気自動車の台数を超える150万台が走っており、毎月およそ1万1,000台のペースで増え続けている。

More e-Rickshaws In India Than Battery Powered Cars In China - NDTV

インドを代表する企業、バジャージ(Bajaj)やマヒンドラ(Mahindra)、先述のカイネティック・グリーン(Kinetic Green)やテッラ・モーターズ(Terra Motors)などが製造している。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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