デリーとチャンディーガルを結ぶハイウェイに、電気自動車用充電ステーションを充実

 

Posted on 22 Jan 2019 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

インドが最も本領発揮できるソリューションの登場です。※写真は走るタクシー車内から撮影したリスボンの街です(2016年11月)。



インド政府は少なくともこの10年、大気汚染対策としての電気自動車(EV)の普及拡大を積極的に推進しているが、その一環として国営企業のインド重電機公社(Bharat Heavy Electricals Ltd:BHEL)では、デリーとチャンディーガルとの間、距離にして250キロメートルを結ぶ高速道路に沿って、太陽光で蓄電する電気自動車用充電器(SEVC)を等間隔で設置する工事を予定している発表した。

Delhi-Chandigarh highway to become India’s first fully electrified highway for electric vehicles! - Financial Express

工事が完了すると、2つの大都市を結ぶ高速道路は、電気自動車に完全に対応する国内初の高速道路になる見込みだ。

インド重工業省(Department of Heavy Industry)が掲げるFAME(Faster Adoption and Manufacturing of {Hybrid} and Electric Vehicles in India:インドにおけるハイブリッドおよび電気自動車の導入と製造の加速)計画の一環として計画されているもので、各SEVCステーションの屋根には太陽光発電パネルが取り付けられる。

同省および関係当局の説明によれば、急速充電と低速充電の両方に対応する、発電と充電を自立して行うステーションの設計、エンジニアリング、製造、供給、設置までを目指し、さらに各ステーションの稼働状況を中枢監視・管理するシステムの設計も予定されている。

ただし「Financial Express」紙では、各ステーションが完全に自動化されたサービスを提供するのか、また一般の人が無料で利用できるようになっているのかについては、現時点で確認できていないとしている。

インドが踏み出すべき次なるステップは、屋根上に高性能の軽量ソーラーパネルを備えた、完全自立型の電気自動車の開発だろう。

本日最も読まれている記事
インド鉄道で、社会の着実な変化を鮮やかに象徴した、ある非常事態 18 Jan 2019
新橋の南インド料理「ナンディニ」で、インド帰国直前ティーパーティー東京エディション 14 Jan 2019
ポルトガル鉄道のインターネット事前切符予約 26 Oct 2016​​​​​​​
インドへの帰路、NH829機内では「Tumhari Sulu」を鑑賞 17 Jan 2019
マカール・サンクランティ 15 Jan 2016​​​​​​​

 





      



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments