ゴアに、こんな観光地があったなんて知らなかった。
「Conde Nast Travellers」が、ゴア州にあり、マングローブ林に囲まれた豊かな生態系から、島全体が自然保護区となっているチョラン島(Chorão Island)、通称「カワウソ島」について紹介していた。
Goa’s best kept secret: its ‘Otter Island’
まず、チョラン島の位置を確認してみる。
ゴア州の州都、パナジ(パンジム)からマンドーヴィー橋を渡って至ることができる。
到底、島には見えないが、Wikipediaの切り分け図を見てみると、確かに巨大な島になっている。
By Inshaanshah62 - Own work, CC BY-SA 3.0, Link
この島には毎年越冬のため、多くの渡り鳥が飛来することから、サリム・アリー野鳥保護区(Salim Ali Bird Sanctuary)としても指定されている。
チョラン島は湿地帯となっており、多くの野鳥が飛来するほか、野生生物愛好家の間では、国際自然保護連合(The International Union for Conservation of Nature:IUCN)が絶滅危惧種と判断するレッドリストに指定されたビロードカワウソが生息していることでも知られている。
この種のカワウソは大昔から、マプサ川、マンドーヴィー川、ズアリ川などに生息してきたが、急速な工業化と人口増加による水質汚染が原因で、生息地が脅かされている。
そうしたカワウソたちの生態を研究し、個体数の回復のために取り組んでいるのが、野生生物保護研究センター、「Wild Otters Goa」だ。
Wild Otters GoaのInstagram
「Wild Otters Goa」では研究や保護活動のほか、ボランティアやインターンの受け入れもしている。
つまりマングローブ林に棲むカワウソたちや野鳥たち、イノシシ、マングース、ジャッカル、ヤマアラシなどの野生生物に関心のある、世界中から集まった人々が、白塗りの壁と天井の高いラテライトブロックの屋根を特徴とするゴア伝統の家屋にホームステイしながら共同生活しつつ、昼夜問わずじっくりと観察したり、知識を深めたりできる、一風変わった体験ができるようになっているのだ。
そんな「Wild Otters Goa」でのホームステイ体験は、1泊食事込みで1,100ルピーから。
詳しくはウェブサイトを参照したい。
※※ゆる~い告知※※
1月13日(日)夕、東京で、インドに造詣が深い方々や、インドに興味のある方々と、インド料理店で夕食をともにできたらなと思っています。お時間がある方はぜひ遊びにいらっしゃいませんか。
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