ムンバイーの病院火災、20歳のフードデリバリー男性が救助に活躍

 

Posted on 19 Dec 2018 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

写真はインド門にある「ムンバイー」看板にて。ひどい災害現場から逃げるのではなく、飛び込んでいく人がいることに、想いを馳せています。



ムンバイーのアンデーリー・イースト(Andheri East)にある病院で17日、多数の死傷者を出す大きな火事が発生した。

印ムンバイの病院で火災 6人死亡 - AFPBB News

消防隊が到着しても、避難が遅れて建物内から出られず、迫りくる火の手に脅え、助けを求めている人々が多数いた。
その時、現場を偶然通りかかった20歳のフードデリバリー男性、スィドゥ・フマナバデ(Sidhu Humanabade)さんによる自分の命を顧みない勇敢な行動により、多くの人命が救われたことを、「The Times of India」電子版が伝えた。

Mumbai hospital fire: Food delivery boy joins rescue work, saves 10 lives - The Times of India

建物内に立ち往生してしまった患者たちを救出するため、自らはしごを登って5階部分まで到着すると、石でガラスを叩き割り、各階から人々の避難を手伝った。
「それでも2名が落下してしまった。最善を尽くしたが成すすべもなかった」

消防服に身を包んでいるわけでもないのに、燃え盛る炎と煙に巻かれ、自らの安全を完全に度外視して10名の人々を単独で救ったスィドゥさん。

3時間にも及んだ救助活動の後に胸の痛みを訴えたスィドゥさんは病院に搬送されたが、幸い大事には至らなかった。

大勢の人が命を落とした壮絶な現場に物怖じせず飛び込み、救命に力を貸した若者がいたことは、とても勇気付けられる。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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