かつて東洋と西洋を結んだ交易路で、16世紀初頭のモンゴル帝国の崩壊とともに消滅したシルクロードを現代に蘇らせるような、中国主導による「一帯一路」と呼ばれる、推定投資額1兆ドルのプロジェクトが再び脚光を集めており、中国と欧州を結ぶハイウェイ、鉄道、そして空路が続々と整備されている。
NDTV電子版で、インド人観光客にとってビザ取得も容易で、比較的訪れやすい「一帯一路」上の各都市を紹介していた。
How To Travel The New, $800 Billion Silk Road: 65 Countries, Easy Visas - NDTV
(新疆ウイグル自治区)カシュガル、ブータンのパロ、そしてコンスタンティノープル(トルコのイスタンブール)を一筆で結ぶ、かつての伝説のルートには、ハイウェイが着々と完成しつつあり、周辺65カ国をこれまで以上に自由に行き来できるようになる日も近い。
実際、ウズベキスタンの訪問者数は毎年40%の勢いで増加、アゼルバイジャンのバクーなど、寂れた遠隔都市のイメージを返上、ヨーロッパおよび中央アジア地域で最も急成長している観光地のひとつに浮上している。
一帯一路の中でも訪れるべき観光地として紹介されていたのは、中国の西安、ウズベキスタンのタシケントやサマルカンド、アフロシャブ、ブハラ、ヒヴァ、アゼルバイジャンのバクー、カザフスタンのアラト、トルクメニスタンのトルクメンバシ、そしてギリシャ北部(ヴェルギナ、マケドニア、テッサロニキ、モディアノ)など。
直線距離にしても7,400キロ近くのこの距離を、本当に車で移動可能なのか、今はとても信じられないが、テクニカルには可能なのだ。
「深夜特急一帯一路版」のような、そんな旅に出たい。
この記事について調べていたら、まさに現代版シルクロード完成版と言える、素敵なハイウェイの存在も知った。
アジアハイウェイ5号線 - Wikipedia
By Bdgzczy - Edited from File:BlankMap-FlatWorld6.svg, CC0, Link
沿線の治安もかつてと比較すると改善されているようなので、「シルクロードをドライブ旅行」なんていう優雅なことが現実にできる時代になっているのだ。
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