アノーキー。
布の町ラジャスターン州ジャイプールを発祥に、ファッションアイテムやバッグ類、テーブルクロスなど、綿を主体とするファブリック商品を取り扱うブティックだ。
ブロックプリントや絞り染めなど、インドならではの伝統の染め技術を、現代のファッションニーズと融合させた、すてきな商品を続々と生み出している。
価格も、トップスやサンドレスなどが、綿であれば1,000~2,000ルピーくらいと、デザインや素材のすばらしさを考えると手の届きやすい価格である点も魅力で、特に駐在員マダムたちに大人気だ。
アノーキーのインスタグラム
とは言え、ふだんFBBやMAXなどのディスカウント店常連のわたしにとっては、決して安いとは言えないお値段であり気軽に買えるようなものでもなく、幾度となく訪れては何も買わずに退店することもしばしば。
まともにアノーキーで買い物をしたのは、実に2年以上も前のことだった。
最近アノーキー(Anokhi)で買ったカワイイもの - ASKSiddhi
プネーのアノーキー
多くの女性たちが恋焦がれるアノーキーは、その商品の希少性はもとより、インスタグラムの更新も極めて稀であることからも、永遠に憧れの対象であり続ける存在なのかもしれない。
そんなプネーのアノーキーで、久しぶりに一目惚れした商品が、冒頭写真のボタン付きワンピースである。
値段も2,000ルピーを切っており(1,950ルピー)他の商品と比較すると割安だったため、即決した。
一緒に買い物をしていたKさんの、「私も買った」の一言が決め手となる。
色合いも模様も、襟や裾の部分のデザインも直球だ。
実はKさんとは、上の記事に写真を掲載している、2年前に購入したスカートも、偶然お揃いを入手している。
白地に、ポルトガルのアズレージョを思わせる藍色の繊細なプリントが施されたワンピースは、腰の部分が少し細くなるよう、前身頃と後ろ身頃に絶妙な加減でダーツが入っている。
ゆえにルーズなデザインのものが多いアノーキー製品の中では例外的に、上半身部分がややタイトな造りとなっていて、甘すぎないスタイリッシュな大人可愛さを演出できる点、またボタンをすべて開ければジャケットのように羽織ることもできる点が、大阪のおばちゃん並みにお得感を追求するわたしのハートを打ち抜いたわけである。
もちろん、「プネーの羅針盤」であり買い物の達人、よっすぃ~の指南通り、同じ模様でコーディネートしたスカーフ(550ルピー)も入手した。
ボタンは貝製。
スカーフの方にはビーズのフリンジのほかにも、銀色のペイントによる花模様が全体にあしらってあり、芸が細かい。
わたしが買い物をした24日時点で、在庫が1枚(サイズM)しか残っていなかったので、欲しい人は要ダッシュだ。
さっそく本日、日本への一時帰国途上に着ちゃった。
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