さようなら2017年:下半期のASKSiddhiブログ10大ニュース

 

Posted on 31 Dec 2017 23:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

記事執筆時点で、インドはあと1時間で年明けです。ところが日本に滞在中のわたしは、インドとは既に新年のあいさつを交わしました。



実家で飼っているミニチュアダックスフントミックスのたこちゃんは、2018年に2回目の「年男」となる老犬なだけに、モノは語らずとも実に色々なことを教えてくれる。

数時間で新しい年が明けようとしているこの時、「また1年が終わってしまった」とか、「また1つ、年を取るのだな」とか、くよくよしてしまいがちな人間(わたし)。
しかし、たこちゃんは年齢だとか、充実だとか、一切の余計なことに関せず、1日1日を、食べる、寝る、排泄する、というシンプルな流れを軸に、ただ生きている。
こんな生き方のたこちゃんでも、存在してくれるだけで、わたしたちは救われている。

そもそも時の流れに「年月日時分秒」の存在を見出し、それに縛られることを選んだのは人類だ。
たこちゃんのように1日1日、一刻一刻を、大切に生きればいい。

さて、2017年下半期の10大ニュースを選ぶ前に、わたしにとって今年最大のニュースを記しておきたい。
詳しく記事にこそしなかったが、シッダールタの姪ラーダちゃんが、7月からプネーの大学TMV(Tilak Maharashtra Vidyapeeth)の日本語学科に進学し、日本語を本格的に学び始めたことだ。
ラーダちゃんは現在、大学近くの下宿住まいで、プネーでの生活にもすぐに慣れ、日本人を含めた友達もたくさんできている。

昨年の夏、日本に3週間の滞在を経験したことが、ラーダちゃんの人生を完全に変えた。
そして日本を重要なキャリア上の目的地として選んだラーダちゃんが、末永く希望に満ちた人生を歩み続けられることを、心から願っている。

今年下半期、7月から12月までの10大ニュースを挙げてみる。

7月9日: シンガポール・ベンクーレンのうまい露店2選:「Hotel G」に泊まる人必見

7月にシンガポールを訪れた際には、食事はほとんどホテル周囲の半露店を利用したのだが、この2軒はホテル隣という絶好のロケーションにありながら、比較的値段が安く、美味で大満足のボリュームで、物価の高いシンガポールでの救世主となってくれた。

7月15日: 福岡とインドに橋を架けてくれそうなキーパーソン、福岡のイケメン・インド人クマールさん

「福岡のインド人」と言えばこの人、ダルメンドラ・クマールさんが、出張でプネーを訪れた際に時間を作ってくれた。
クマールさんは福岡とインドとの間に架け橋をかけるための、壮大なプランをたくさん持っている。
しかも持っているだけでなくて、「行動の人」だ。
これからの展開を、心より楽しみにしている。

7月20日: 日本から買って帰って本当によかったもの「部屋干しバイオくん」

今年は雨季から「部屋干しバイオくん」に大変助けられた。
もう彼なしには生きていけないだろう。

8月23日: プネーの日本語学習中ジャーナリスト、プラチさんに新聞の記事にしてもらうの巻

「Hindustan Times」紙で記者をしている友人プラチさんが、プネーに住むことになったきっかけなどをインタビューしてくださり、素敵な記事にしてくれたことは、一生の思い出になった。

9月17日: Salute and Full Respect: NH2141 in Typhoon Talim on 17th September 2017

福岡を台風が直撃したその日に、短い帰国をしたのだったが、ANAのプロフェッショナリズムに感銘を受けた。
ところが福岡にこそ無事に到着したものの、JR線全線運休になっており、帰宅難民となりかけた。
幸い、母が車で博多駅まで迎えに来てくれた。
さらに母を待つ間、偶然近くに居合わせた友人Aさん夫妻と、博多駅で楽しくおしゃべりできたことも、よき思い出となった。

9月30日: Mother's Transformation: Mysterious Outcome From "Being Positive"

母の3度目の訪印は10日間ほどの日程だったが、今回も楽しい時間は、あっという間に過ぎ去った。
「インドへ来るたびに好きになる」と言ってくれている母、これからもどんどんそうなって欲しいな。

10月21日: マハーラーシュトラ州アコラ:「ガウカリ村の味」という名の食堂を支えている涙ぐましい裏方

ディワリ休暇でアコラに滞在していた時に訪れた食堂は、様々な角度から、わたしの中ではかなりの衝撃的な出会いとなった。

11月4日: 日本では発売予定なしのGoogle純正スマートフォン「Pixel 2」、インドでついに発売

「Pixel 2」は財布を一気に寒くしたが、わたしの生活は充実させてくれたのでプラスとする。
ただし、まだまだ機能をよく把握できておらず、最大限使いこなせていないような気がするので、これから長い付き合いをしていきたい。

11月17日: Photo Tour to Shimbaru-Nuyama Mounded Tomb Group

新原奴山古墳群を、ガイドのTさんに丁寧に案内していただいたことで、興味関心が深まり、また、たくさんの人たちに知ってもらいたいと心から思うようになった。

12月17日: アーダール・カード取得と銀行口座との連携期限、来年3月末まで延長でほぼ正式決定

今年のトリと言えば、何といってもアーダールに振り回されそうになったことだ。
インド政府は今回、最高裁に判断を委ね、Illogicalな判断を控えてくれたようでうれしい。
 





        



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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