奈良国際映画祭でベンガル映画が最優秀賞を受賞

 

Posted on 29 Sep 2022 21:00 in エンターテインメント by Yoko Deshmukh

現代の映画の役割を語る監督の言葉がしみます。画像は「Scroll」より。



今年の奈良国際映画祭(NIFF)では、バーブリー・マスジッド(Babri Masjid)焼き討ち事件後に拡大する宗教的分断を乗り越える2人の少年を描き、
プラスン・チャテルジー(Prasun Chatterjee)監督によるベンガル映画、「Dostojee(2人は友達)」が、2021年のカンヌ映画祭受賞者らが手掛けた作品(「Feathers」および「Playground」)を破り、最高賞を受賞したことを、「The Times of India」電子版が伝えていた。

Top Prize For Bengali Movie At Japan Film Fest _ Kolkata News - Times of India

最優秀賞(ゴールデンSHIKA賞)の一環として、チャテルジー氏には奈良で映画を製作するための費用として、最大100万米ドルの予算が授与される。
現代のタミル映画(トリウッド)界での独立系映画監督としては、こうした高額の賞金オファーは前例のないものであると、原典では示している。

受賞によってバーブリー・マスジッド事件への注目を集めることに貢献したか否か尋ねられたチャテルジー監督は、「今日は映画祭向け映画と(興行収入を意識した)観客向け映画のギャップが小さくなっていると感じています。『Dostojee』は、あらゆる人々を対象とする、徹底した観客向け映画でもあります。現代のベンガル映画は、海外の権威ある映画祭に足跡を残すだけでなく、国際市場にも影響を与える必要があります。映画館に足を運ばなくなった人々を呼び戻すだけでなく、新たな観客を呼び込むような映画を作り続けるべきです」と話した。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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