キリンがクラフトビールの「Bira」に大規模投資へ

 

Posted on 21 Sep 2022 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

日本ではお酒を飲む人がどんどん減っていく一方、インドはどんどん増えているので、自然な流れですよね。



日本のキリンが、インドのクラフトビールメーカー、「Bira」に7,000万ドルを投資する交渉中というニュースを、シッダールタが見つけてきた。

Japan's Kirin in talks to triple investment in Indian craft beer maker Bira

キリンは昨年、株式10パーセント未満に相当する3,000万ドルをBiraに投資、今後は株式評価で4億5,000万ドル相当の追加資金を投入する予定としており、現在両社の交渉は最終段階にあるようだ。

日本の若年人口が減少していることに加え、若い世代の飲酒量も減少傾向にある中、キリンのBiraへの追加投資計画は、日本円が24年ぶりの安値に下落し、海外買収コストが上昇しているにもかかわらず行われる。

創業2015年のBiraは、インドで屈指の知名度のあるクラフトビールメーカーであり、推定50億ドル規模とされるインドのビール市場で、カールスバーグやハイネケンが所有するユナイテッド・ブリュワリー(United Breweries)などの国際的なブランドと競合している。

最新の資金調達ラウンドが完了すると、キリンはBira株のおよそ15パーセントを保有することになる。
三菱UFJフィナンシャル・グループも1,500万ドルの投資でこのラウンドに参加することについて交渉中である、と情報筋は付け加えている。

インド大都市の裕福な若年層の消費者が好むのは、口当たりが軽く、より新鮮な原料を使ったブランドであり、そうしたビールを提供するパブを選ぶ傾向にあることが、クラフトビールの売上増加に貢献している。
Biraは国内5か所に醸造所があり、15か国500市町村で販売、現在はシードルなど、甘い口当たりの商品開発にも取り組んでいる。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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